もっと速くなるためのヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから紹介します。
33ページ中31ページ目長時間のロード・レースや練習では、パフォーマンスの急激な低下を防ぐために水分とエネルギー補給が欠かせない。しかし補給食をたくさん食べすぎると胃腸に過度に負担がかかり、結果としてパフォーマンスの低下につながってしまうリスクがある。それでは、長時間のレースや練習中にはどの程度のカロリーを摂取するのが適当なのだろうか。今回は、運動中の炭水化物摂取量の目安を紹介する。
効率的なペダリング・スキルを習得するための練習方法(2:11辺りから)、レーシング・ポジションでリラックスして乗れるようになるための練習方法(4:33辺りから)、アタック・ペダリング(7:22秒辺りから)について、実演をまじえて説明されているYouTube動画です。
自分の体力が向上しているかを確かめるためには、定期的にFTPなどのテストを行う方法が有効だ。同じテスト・メニューに取り組むだけでもある程度の傾向がつかめるが、テストの時の条件をなるべく同じにすれば、より正確にテスト結果を比較することができるだろう。今回は『PERFORMANCE CYCLING』などを参考に、テスト実施前のガイドラインを紹介する。
レース・シーズンのロング・ライドに有効な練習方法のひとつが、総合力を高めるトレーニング・メニューだろう。かけあいポイントなどを設定した実戦をある程度想定したチーム練習では、耐久走(L2)~神経筋パワー(L7)までの幅広い能力が自然と鍛えられることが多いが、単独練習の場合は、ある程度課題をもって取り組まなければ自分の好みに偏った練習内容になってしまうかも知れない。今回は『パワー・トレーニング・バイブル』より所要3時間と比較的コンパクトな総合トレーニング練習メニュー「WATTS-W3」を紹介する。
パワークランクは左右のペダルが独立して動く独特の機構をもつ、ペダリング・スキルの向上に効果的な機材といわれている。それではパワー・クランクで練習すると、実際にどのような効果があるのだろうか。今回は、『Cutting-Edge Cycling』を参考に、パワークランクの練習効果の興味深い研究事例を紹介する。
一流プロとの体組成比較シリーズの第11弾、今回は恵まれた体格を活かしてクラシック・レースを中心に破竹の勢いで勝利を重ねている「トルネード・トム」ことトム・ボーネンとの体組成比較シートを紹介する。
競輪学校で用いられている「キャパシティーとパワーのトレーニング理論」を以前紹介したが、『コーチング・クリニック 2007年 11月号』には、キャパシティートレーニングが10種類・パワートレーニングが6種類、かなり具体的に紹介されている。今回はその中から、キャパシティートレーニングのひとつ「5MC*」を紹介する。
練習やレース後の回復を速める方法にはさまざまな方法があるが、ごく簡単にできる方法のひとつに「脚を上げる」というものがある。この方法は『西薗選手の自転車トレーニング講座(2)』でもかんたんに紹介されているが、今回はこの「脚を上げる」回復方法についてYouTube動画を交えて紹介する。
ハンドル投げはゴールライン直前で、身体からハンドルを遠ざけるために腕を突きだすようにして距離を稼ぐ技術で、競輪やトラック競技だけでなく、ロード・レースのゴール・スプリントでもよくみかけるテクニックだ。今回はこのハンドル投げが「実は効果がないのではないか」という興味深い研究結果を『Performance Cycling: The Science of Success 』より紹介する。
プロ選手のレースでの理想的なケイデンスは、平地やTTで90前後だといわれている。しかし選手ごとに体力・体格・ペダリング・スキル・競技経験が違うので、最適なケイデンスには個人差があるというのが実際だろう。それでは自分にとって最適なケイデンスをどのように見つければよいのだろうか。今回は『パワー・トレーニング・バイブル』の著者のひとりであるハンター・アレン氏の最新の著書『Cutting-Edge Cycling 』を参考に、最適なケイデンスを見つけるためのシンプルなテスト方法を紹介する。
シーズン初期のレースでは、レース用の身体ができておらず苦しい思いをするケースがあるかも知れない。今回はTRAINING4CYCLISTS.com などを参考に、レースの初戦からよいパフォーマンスを上げるための「プレ・シーズンのトレーニングのヒント」を紹介する。
MAP(Maximal Aerobic Power:最大有酸素パワー)は、VO2max(最大酸素摂取量)に達する時のパワーのことで、有酸素運動能力の上限と考えられている。今回は『Performance Cycling: The Science of Success 』を参考に、MAPの競技レベル別のパワー・ウェイト・レシオを紹介する。
マッスルメモリー(筋肉の記憶)という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは「トレーニングを長期間中断し、筋力や筋肉量が少なくなっても、練習を再開すると以前の筋力・筋肉量まで比較的早く戻せる」というものだ。例えば、落車の怪我の影響で3か月練習できず、3年かけて鍛え上げた足の筋肉がゲッソリ細くなってしまったとしても、元のレベルまで戻すには(3年でなく)半年で済んだ、といったケースが該当するだろう。これはスポーツ選手の間では昔から経験的に知られていたものの、その仕組みは長い間よくわからなかった。しかし2010年に動物実験によって「マッスルメモリー」の存在が確認され、そのメカニズムが解明されつつある。今回は、現段階でわかっているマッスルメモリーのメカニズムを『石井直方のPyhsical Training』や『トレーニングマガジンン Vol.21 』を参考に紹介する。
西薗良太選手による自転車トレーニングの講習会の動画です。トレーニング後の回復の大切さや、素早く回復させるための具体的なテクニックをわかりやすく説明されています。おすすめです。
西薗良太選手による自転車トレーニングの講習会の動画です。トレーニングの基礎~グループ・ライドでの注意点(全員が効果的に練習するための方法)までわかりやすく説明されており、参考になる内容です。おすすめです。
レースやチーム練習でかなり追い込んだ直後に「普段単独で練習していると『きつい』と感じるパワーを維持するのが楽に感じる」といった経験をしたことがないだろうか。これはPAP(Postactivation potentiation:活動後増強*)とよばれる「事前に筋収縮を起こした後、筋収縮がより増強されるしくみ」によるものと考えられる。他の例を挙げると、10秒間限界に近いレベルで筋収縮をさせた後に、素早く強く筋収縮をさせるような動きをすると、「同じきつさ(主観的運動強度)であっても、より速く・力強い動きができるようになる」のもPAPの効果と考えられる。今回は、このPAPを利用したスプリント能力強化のための練習方法を『MAXIMUM PERFORMANCE FOR CYCLISTS』を参考に紹介する。
ロード・レースのプロ選手のブログには、残念ながらあまり具体的な練習方法が書かれていない場合が多い(一部の方を除く)。他方、2011年2月2日の畑中勇介選手(SHIMANO Racing)のブログには、読者からの質問に対する回答の中で、基本的な練習方法がひじょうに丁寧に具体例をまじえて紹介されている。今回は、その概略を一部補足を交えて紹介する(オリジナルのブログもひじょうに読みやすいのでおすすめです)。
ランス・アームストロングの筋トレコーチによる、クライム能力向上のための筋トレ動画です。アームストロングが登坂時のパワー向上のために取り組んだメニューが、わかりやすい動画で紹介されています。
テンポ走レベル中心の練習からいきなり高強度のインターバルに移行すると、足の準備ができておらず満足に追い込めないことがあるかも知れない。今回は、bike training tips.com より高強度のインターバル・トレーニングを開始する前に行うのに最適という練習メニューを紹介する。
パワー・トレーニングでもっとも大事なのは、トレーニング強度設定の基準となる「FTPを定期的に測定すること」かも知れない。というのもパワー・トレーニングの長所は「かなりの精度で狙った運動負荷を体にかけられること」だが、そもそも基準となるFTPが実際の体力からずれていたら練習強度が「きつすぎる」か「楽すぎる」ようになってしまうからだ(結果として練習効果が低くなってしまうリスクがある)。しかしFTPの測定方法にはさまざまな方法があり、どれも多少の欠点がある。今回は数ある測定方法の中でも比較的一般的と思われる「20分TT」「MAPテスト」「CP」を使用してFTPを測定するさいの注意点に絞って、改めて紹介する(以前の記事はこちら)。また「実走と固定ローラーでFTPが大きく違う場合」の現実的な対処策についても紹介する。
2011年佐渡国際トライアスロン大会のリレーで優勝した「メイストームマッハ555」のバイク担当の高嶺さんが、高速ペダリング時での足のさばき方について実演を交えつつ説明されています。
ロード・レースでは、コース・レイアウトによっては見通しのよいかなり長い下りが組み込まれている場合もある。このような区間をより速く下るのに重要になるのがエアロダイナミクス(空気力学的)に優れたライディング・ポジション(ダウンヒル・ポジション)だ。
冬の間に基礎をじっくり固め終え「これからFTPを上げるためにL4を重点的に練習しよう」と考えている人もいるかも知れない。L4の練習は「FTPの91~105%の間で一定のパワーを10~20分程度維持するメニュー」が定番だが、今回は『12-week winter training program』を参考にL3~L4間を短いインターバルで行き来を繰り返す、少し変わり種の練習メニューを紹介する。
ピリオダイゼーション(期分け)を用いたトレーニングを行う時に一般的なのは、「3週間トレーニングを行い1週間の回復週を挟む」という方法だろう。この目的は、ある程度まとまった期間トレーニングを継続し身体に「体力向上に必要な刺激」を十分に与えたあと、しっかり回復期間を取ることで体に「適応する時間」を与え、超回復を促すことにある。また疲労をしっかり抜けば、さらなる体力アップのために必要な「より強い負荷」をかけた練習にも取り組めるだろう。しかし、このトレーニング3週間と回復1週間というのはあくまで目安であり、年齢・回復力・レーススケジュール・日常生活での疲労度合などにより、ある程度柔軟に変えていく必要がある。今回は、biketrainingtips.comを参考に「トレーニング期間と回復期間の割り振り方のコツ」を紹介する。
寒暖の差の激しい季節の変わり目や練習強度を高くする時期などには風邪を引きやすくなるが、いざ風邪をひいてしまった場合「練習をしてもよいか、それとも止めておくべきか」の判断に迷うかも知れない。今回は、アメリカのホール州立大学で運動競技のトレーニングプログラム担当主任を務めるトーマス・ワイドナー氏が提唱し、アメリカで広く普及している「ネック・チェック」という判断方法を紹介する。
レース・シーズンが近づくにつれて、レースの高強度に耐えられる体を作るためにL5(VO2max)での練習を行う機会も増えるかも知れない。VO2max(最大酸素摂取量)は全身持久力の重要な指標で、これが高いほどFTPの潜在的な上限も上がり、またL5のパワーはレースで重要なパワーレベルになるので、これを首尾よく上げることができれば、レースでのパフォーマンス向上が期待できる。それではVO2maxはどのようなメカニズムで向上するのだろうか。今回は『スポーツ運動科学』などを参考に、現時点で判明している*VO2max改善のメカニズムを紹介する。
一流プロとの体組成比較シリーズの第9弾、今回は勝利への貪欲さから「人食い(The Cannibal)」の異名で恐れられ数々の偉業を成し遂げた「カンピオニッシモ(Campionissimo:チャンピオン中のチャンピオン)」、エディ・メルクスとの体組成比較シートを紹介する。
ロード・レースでは有酸素運動能力~スプリント能力までさまざまな運動能力が必要になるが、ベースになるのは有酸素運動能力だ。有酸素能力はVO2maxやLTなどが代表的な指標だが、それらには「遅筋繊維の割合」「毛細血管密度」など、さまざまな身体組成が関わっている。それでは競技レベルによって、それらの数字はどの程度変わるのだろうか。今回は『スポーツ運動科学』で示されているCoyleらの研究結果をもとに、これらの具体的な数値を紹介する。
本気で「もっと速くなりたい」と思った時にひとつの選択肢として考えられるのが、コーチに指導を受けることだ。しかしコーチに指導してもらう場合にはそれなりの費用がかかるので、なるべく有効に活用したいところだろう。今回はコーチに指導してもらう場合のヒントをbiketrainingtips.comを参考に紹介する。
寒さが少しずつゆるみレース・シーズンが近づくにつれて、レース対策のトレーニングの重要性が増してくるが、その中でも重要なもののひとつがスプリント力の強化だろう。スプリント力強化のための「スプリント・ドリル」にはさまざまなバリエーションがあるが、今回は1984年のロサンゼルス・オリンピックのロード(女子)で優勝したコニー・カーペンター・フィニーが合宿で取り組んだという練習メニュー「イン・アンド・アウト」を『SERIOUS CYCLING Second Edition』より紹介する。
ロード・レースは勝負どころまでいかにエネルギーを温存できるかが重要になるので、燃費効率(エコノミー)が高いことは大きなアドバンテージとなるだろう。
運動前のウォーミング・アップは、パフォーマンスを高める効果があることはよく知られている。今回は、ウォーミング・アップの生理学的な効果・基本原則・注意点や「インターバル・トレーニング前の短時間で効果的なウォーミング・アップ方法」について紹介する。
一流プロとの体組成比較シリーズの第8弾、今回はクライマー型オールラウンダーであるアンディ・シュレクとの体組成比較シートを紹介する。
レース・シーズンが近づいてくるにつれて、基礎期(ベース・ピリオド)を終えて強化期(ビルド・ピリオド)に移行していく人が多いかと思う。強化期はレースに必要な特定の体力を高めていく時期だが、「質の高い練習」を行うことが最も重要になる。それでは「質の高い練習」とは何なのだろうか。今回は、ジョー・フリール氏のブログを参考に「質の高い練習」について紹介する。
ロード・レースの練習は回復との戦いともいえる。体が強くなるのに必要な負荷をかけたあとに、どれだけ速く回復させられるかが次の練習の質や量にも影響してくるからだ。速く回復させることができれば、その分だけ練習の質を上げたり練習量を増やすことができるだろう。回復にひじょうに重要な役割を果たすのが「睡眠」といわれている。今回は『コーチング・クリニック2010年10月号』や『Cycling FAST』を参考に、「長時間睡眠」がパフォーマンスに与える影響について紹介する。
この時期の外での実走には「寒さ対策」が避けては通れない問題だろう。さまざまな最新の防寒グッズやウェアを利用するのもひとつの手だが、ちょっとした工夫で快適さを上げることも可能だ。今回は『Cycling FAST』より「寒中ライドを快適にするためのコツ」を補足説明を交えて紹介する。
一流プロとの体組成比較シリーズ、今回は先日行われたTour de San Luis において得意の個人TTで他を圧倒しコンタドール・ニーバリ・ボーネンといった強豪選手を抑えて総合優勝したリーヴァイ・ライプハイマー(Levi Leipheimer)との体組成比較シートを紹介する。
パワー・トレーニングの強度設定の基準となる「FTP」の測定(または推定)方法にはさまざまな種類がある。今回は、その中から『パワー・トレーニング・バイブル』で推奨されている方法(コーガン方式)と、以前紹介した「MAPを基準としたRST方式」「GoldenCheetahを利用したCP方式」の3種類についてそれぞれの特徴・長所・短所を整理した比較表を紹介する。
「もっと速くなりたい!」と思った時に大きな制約として立ちはだかるもののひとつが「疲労」だろう。疲労からの「回復力」には個人差があり、また練習前・練習中・練習後に疲労を極力貯めないような方法駆使しているかどうかも大きく影響する。しかし一言で「疲労」といっても、その原因はさまざまで科学的にも未解明な部分が多い。今回は、「疲労」が生じる理由についての3つの理論をジョー・フリール氏のブログより紹介する。
日本人にはどちらかというとなじみが薄いオートミールだが、栄養豊富なうえに軽く煮るだけでお粥状になり手軽に食べられる優れた食材だ*。味は淡泊なので、甘い味付けでも和風でも中華でもいかようにもアレンジできる。プロ・サイクリストのレース前の朝食の定番は米かパスタだが、レディオ・シャックは2011年のツアー・オブ・カリフォルニアでオートミールを朝食として使い、クリス・ホーナーが見事総合優勝した。その意味でオートミールはロード・レーサの朝食として十分使えるといえるだろう。アームストロングのコーチを長く務めたクリス・カーマイケル氏も練習前の食事としてオートミールをすすめている。今回は『THE FEED ZONE COOKBOOK』より、ランス・アームストロングらトップ・サイクリストらの食事を作ってきた経験をもつビジュ氏による「ロード・レーサー向け朝食用オート・ミールのレシピ」を紹介する。
カンチェラーラは世界最速のタイム・トライアル選手のひとりだが、なぜあれほど速く走れるのだろうか?これについてTRAINING4CYCLISTS.COMでは8つの理由をあげて説明しているが、これについて補足を交えながら紹介する。
伝統的なピリオダイゼーションの方法では、基礎期間には少しずつ練習強度を上げ練習時間を延ばしていく手法を取る。今回は、このシーズン初期の段階で、むりなく安全に練習量(時間や距離)を増やしていく目安を『SERIOUS CYCLING Second Edition』を参考に紹介する。
ペダリング方法やポジションの出し方には様々な流派がある。どれが正しいというよりは、体力レベル・スキル・体幹の強さ・柔軟性・目標とするレース・自分の好みなど、さまざまな要素を踏まえて自分にとって最適な(もっとも楽に・速く走れる)ものを見つけ出し習得していくのが現実的だろう。今回は新城幸也選手のペダリングやポジションに関する情報を紹介する。
bike training tips.com には多くの練習メニューが紹介されているが、その中でもっともきついインターバルが今回紹介する「30-30」インターバルだろう。このメニューは、史上最高のタイム・トライアル・スペシャリストのクリス・ボードマンが、トラック競技のパーシュートとアワー・レコードで世界記録を出す準備期間に行った練習だという。その意味では、効果は折り紙つきといえるかも知れないが、RST方式のZ7(コーガン方式のL6上限)の高強度のインターバルを繰り返す相当にきついメニューなので、実施する場合は相当な覚悟で臨みたい。
パフォーマンスを上げるのにいちばん大事なのは、「適切な時間・頻度・強度で練習し、食事から適切な栄養を摂り、よく眠ること(回復させること)」といわれている。しかし「少しでも回復を早めるため」「少しでも高強度のアタックに耐えられるようになるため」「普段の食事で栄養が足りていないのでそれを補うため」にサプリを使う場合もあるかも知れない。しかしサプリは通常安くはないので「本当に効果があるのか」「科学的に証明されているのか」ということが気になるのではないだろうか。今回は、サプリについて信頼できる情報を入手できるサイトを紹介する。
ロード・レースではFTPが高ければ集団から千切れることはなくなるだろうが、勝つには「短時間の高出力」「アタックを掛けるタイミング」「下りのコーナリングのテクニック」「集団内での位置取りのセンス」「スプリント能力」などさまざまなスキルや身体能力を身に着けている必要がある。最終的に「運」も絡んでくるが、意外に重要なのがロード・レース前の試走で「勝負に関わるポイント」をチェックしておくことだ。
冬の間は、有酸素運動の基礎である「持久力」を養成するためにLSDを含む「耐久走」に取り組む機会が多くなるだろう。この耐久走の質を上げるためのコツが bike training tips.com で紹介されている。
一流プロとの体組成比較シリーズ、今回は世界選手権個人タイムトライアルで2度2連覇を達成している現在世界最強のタイムトライアルのスペシャリストのひとり、ファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara)との体組成比較シートを紹介する。
パワー・トレーニング・強度を決定する基準になるFTPを、実際にテストをせずにかなりの精度で調べられる方法がある。それはフリーのパワー・データ分析ソフトのGoldenCheetahを使用してクリティカルパワー(CP)を算出する方法だ。この手法は『行け!おやじライダー』さんがブログでたびたび紹介されているもので、普段からかなり追い込んだ練習をしている場合、かんたんに高い精度でFTPを推定できるひじょうに優れた方法だ。今回はその手順の詳細を説明し、その実用性についてのスキバ博士*の見解を紹介する。
冬の間のトレーニング方法の定石は、LSDなどで距離を乗りこんで有酸素運動能力のベースを作ってから練習量・そして強度を上げて行く方法だが、LSDで効果を出すのに十分な練習時間を確保できない場合はどうすればよいだろうか。