自転車レースの駆け引き
商品名 :自転車レースの駆け引き 電子書籍版
商品番号:200_04_RTC
著者 :トーマス・プレン、チャールス・ペルキー
訳者 :井口耕二
形式 :電子書籍(EPUB)
価格 :¥1,070(本体973円+税10%)
決済方法:クレジットカード、デビッドカード、PayPal
出版社 :OVERLANDER株式会社
デモ版
商品の説明
■レースでのスマートな立ち回り方を学ぼう!
本書は、ロードレースやクリテリムで、上手に走り賢く戦うための戦術・テクニック・スキルの教本『RACING TACTICS FOR CYCLISTS』の日本語版(電子書籍版)です。
勝負強いサイクルロードレーサーは、優れたライディングスキルだけでなく、高度な戦術的センス、つまり 「賢いレース脳」も兼ね備えています。最強に鍛え上げられたサイクリストであれば、大抵の場合、レース終盤の勝負所まで生き残ることは可能でしょう。しかし、最強の体力を誇っていたとしても、必ずしも勝利できるわけではありません。著者のトーマス・プレンには、14年間のレースキャリアの中で、スマートな戦術を駆使すれば最強のライバルにも勝てることを何度も証明してきた実績があります。
本書には、レースでやってしまいがちなミスをなくす方法や、賢く走るためのノウハウが詰まっています。これまで皆さんは、体力向上を目指してトレーニングを積んできたかも知れません。レース体力がもう十分ついたのであれば、本書でレースでのスマートな立ち回り方を学んでください。
本書には、以下のような役立つテーマが満載されています。
- レース展開を予測するためめの「レースの読み方」
- クリテリウムやステージレースにおける戦術
- アタックのタイミングや集団後方に潜むべき時の見極め方
- ローテーションの回し方、ブロッキングの方法、逃げの打ち方
- レース中の情報収集方法
- 緊急事態への対処方法
本書の中には、著者が出場したレースにおける印象的なエピソードや、48もの豊富なイラストが収録されており、各種スキルの深い理解に役立つでしょう。
本書は、いわばレース戦術の引出を増やすのに使える「ツールボックス」です。本書で学んだテクニックを、是非レースで活用してください。
目次(主要箇所抜粋)
第1章 戦術のツールボックス
- レースを読む
- レースはスタート前に始まっている
- レースが始まったら
- 対戦相手に目配りする
- スプリントとアタック
- だれと戦っているのか
第2章 ローテーション
- 横ずれのやり方
- 引く長さ
- トレインに戻る
- 微調整
- ダブルローテーション
- ローテーションの戦術
- 2列ローテーション
- 2列ローテーションでよくある失敗
第3章 逃げ
- ダッシュ
- 一にタイミング、二にタイミング、三、四がなくて五にタイミング
- コーナーもタイミングを計って走る
- 成功の鍵
- 仲間かライバルか
- 後ろにいる仲間は?
- がんばりつづける?
- 協調
- コーナーはチャンス
- 逃げ集団における戦術
- ありがたくない客
- 2対1――幸運であり苦境であり
- どうなるのか
第4章 ブロッキング:非協力的に走る技
- ブロックのやり方:アメリカンフットボールとは違う
- 微妙なブロッキング
- 状況を評価する
- ふたりで集団をブロックする場合
第5章 風、山などの勝負ポイント
- 位置取り
- とどまる努力
- チームメイトや味方
- 上り坂
第6章 情報の重要性
- 無線操縦のプロトン
- ぺらぺら、ぺらぺら、ぺらぺら
- 無線が利用できないときには
- 追跡する理由
第7章 緊急事態への対処方法
- パンクや落車から集団に復帰する
- 急いで慎重に
- 少しだけ事前に検討を
第8章 小技あれこれ
- レース中に休む
- 賢く走る
- スリップスライド
- 下りで前に出る
- ただ乗りで前に上がる
- 注意書き
- 状況のひっくり返し
第9章 スプリント――ゴールに突撃する
- チームメイトがいない場合はどうするか
- 最後の努力――フィニッシュラインに向けてハンドルを投げる
第10章 クリテリウム――戦術の世界 戦術満載の世界
第11章 ステージレース
- 計画
- うさぎか亀か
- 経理担当に目をつけられないこと
第12章 スキルを磨く――心技体
- 曲がり方
- 自転車操縦スキルの練習
- 最後に一言
- メンタルトレーニング
- トレーニングやレースの日誌をつける
デイビス・フィニーによる紹介文(『本書に寄せて』より抜粋)
レースがおもしろいのは戦術が効くからだ。強い人が必ず勝つのなら、優れた遺伝子を持つ人がしっかりトレーニングすれば勝てることになる。だが、そんな簡単な話じゃないから自転車レースはおもしろい。それはもちろん、ランスやグレッグやデデみたいな体に生まれれば有利だけれど、彼らほどのエンジンを持って生まれてこなかったそれなりの選手でもすばらしい成績を残している人がたくさんいる。また、厳しいトレーニングに耐える力だけで成績が決まるのかと言えば、それも違う。自転車競技はテクニックの活用や戦術センス(『レース勘』などと呼ばれる)の有無が大きく響くのだ。
最近、自転車競技の成績向上を目的に書かれるのは、トレーニング関連が多い。どうすればモーターが強化できるか、心拍や出力、ケイデンスなどについてどう考えればいいかといったことだ。いずれも大事であるのはまちがいないが、出力より効率に注目したほうが進歩は速くなる。ここで言う効率とは、エネルギーをむだ遣いせず、望む結果を出したりなにかを上手に行ったりする能力のことだ。
こういう効率の好例が優れた戦術である。集団内のどこにいるのか、どうローテーションするのか、どういうタイミングで先頭に出るのか、どのくらい引くのか、いつローテを飛ばすのか、スプリントに向けてどう準備するのか……書き出せばきりがないほど戦術はある。戦術に長ければ長けるほど、効率よく走れるようになるのだ。
そして、いつの日か、トレーニングの成果を最大限に発揮できるライダーになる。いつもいい成績を上げられるライダーと言ってもいいだろう。それが毎週末の地方レースでも、全国大会でも、あるいは国際大会でも、レース勘があれば、「弱い」ライダーでも有利にレースを運ぶことができる。フィットネスレベルが大きく違う選手が相手でも、だ。
(中略)
彼が教える戦略を学び、物語を楽しみ、いろいろとよく考えながらくり返しくり返し読むといい。本書には、どのレベルのライダーにとっても有益なアドバイスがたくさん詰まっている。読んで自分のものにしたら、日曜日のグループライドで友だちをあっと言わせてやろう。
著者・訳者紹介
著者:トーマス・プレン
1970年代初頭から長年自転車競技にかかわる。アマチュアとして、また、プロとして長いキャリアを誇り、1986年にはUSPRO選手権で優勝。また、レッドジンジャー/クアーズクラシックの13回すべてを完走した数少ないサイクリストとしても知られている。全米選手権で常に上位に入る実力の持ち主で、1982年全米タイムトライアル選手権優勝チームのメンバーでもある。現在、コロラド州ボールダー在住。キャットアイ・サービス&リサーチセンターで所長を務めるとともに、みずから立ち上げた消費者調査とコンサルティングの会社ボールダースポーツリサーチの社長を務めている。自転車製品供給者協会の副会長でもある。常勤の職をふたつ兼務し、家族もいるが、ふつうの人がガレージセールに行くような熱心さで、いまも週末にはレースに参戦している。
訳者:井口 耕二
翻訳者。1959年生。東京大学工学部化学工学科卒、オハイオ州立大学大学院修士課程修了。53歳でロードバイクに乗り始め、ニセコクラシック年代別3位、UCIグランフォンド世界選手権出場など、ロードレースを中心に活動している。訳書に『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『ランス・アームストロング ツール・ド・フランス永遠(とこしえ)のヒーロー』(アメリカン・ブック&シネマ)などがある。
amazonのレビュー
- 評価は2024年9月28日時点のものです。
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商品名 :自転車レースの駆け引き 電子書籍版
商品番号:200_04_RTC
著者 :トーマス・プレン、チャールス・ペルキー
訳者 :井口耕二
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価格 :¥1,070(本体973円+税10%)
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