室内 ローラー練 サイクリング・トレーニング・メニュー集

室内 ローラー練 サイクリング・トレーニング・メニュー集

ディルク・フリール、ウェス・ホブソン(共著) 
加藤 浩幸(訳) 高嶋 竜太郎(監修)
形式: 電子書籍(Kindle版※)

価格:$9.99相当額
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商品の説明

■ローラー練に豊富なバリエーションと楽しさを!

本書は、ローラー練など、室内でのサイクリング・トレーニングを楽しく効果的に行うためのメニュー集である『WORKOUTS -IN A BINDER- For Indoor Cycling』の日本語版(Kindle版)です。 「退屈しないように」「練習効果が上がりやすいように」よく考え抜かれた7分類、62種類のクリエイティブなメニューが、実施時の「コツ」と共にわかりやすく紹介されています。

■本書の対象

本書は、「室内で自転車トレーニングをする機会が多い方」向けのトレーニング・メニュー集です。その中でも以下のような方に特に向いています(各競技専用のメニューが収録されています)。

  • ロードレーサー
  • マウンテン・バイク(MTB)の選手
  • トライアスリート

■本書を活用することで期待できるメリット

本書を活用することで期待できる効果やメリットは次の通りです。

  • クリエイティブでバリエーション豊かなメニューにより、ローラー練に楽しさが加わる
  • 体力、スキル面を含めた、自転車競技で必要になる「基礎能力」と「専門能力」を鍛えることができる
  • 自分の強み、弱み、リミッター(制限要素)に応じた効果的なメニューを選択できる

■『サイクリスト・トレーニング・バイブル』のメニューをローラー練で行いたい人にも最適

本書のトレーニング・メニューは、『サイクリスト・トレーニング・バイブル』の著者であるジョー・フリールらのトレーニング理念をベースに、持久力(E)、筋力(F)、スピード・スキル(SS)、筋持久力(ME)、無酸素持久力(AE)、スプリント・パワー(P)、複合メニュー(M)の7種類に分類されています。「『サイクリスト・トレーニング・バイブル』のトレーニング・メニューをローラー練で行いたい」という方にも最適です。

■収録されているトレーニング・プログラム

巻末には、サイクリストとトライアスリート向けのトレーニング・プラン全4種類が収録されています(以下を参照)。効率的に練習するための体系的な構成になっているので、そのまま利用することも可能です。

  • 5週間 準備期のトレーニング計画(サイクリスト用)
  • 12週間 基礎期のトレーニング計画(サイクリスト用)
  • 16週間 基礎期のトレーニング計画(トライアスリート用)
  • 12週間 スプリント・ディスタンス、オリンピック・ディスタンスのトレーニング計画(トライアスリート用)

 

著者による説明(『はじめに』より抜粋)

本書は、バイク走行時に必要となる能力の向上を目的にしています。ロード・レーサー、トライアスリート、マウンテン・バイク(MTB)の選手のいずれも、本書に収録されているメニューに取り組むことでスキルやパフォーマンスを高めることができるでしょう。冬季のインドア・トレーニングは、退屈なものになりがちです。しかし、クリエイティブなメニューがあれば、目標に向かって練習に取り組みやすくなります。また、実走練習に適した季節が到来するまで、確固たる方向性を持って練習を継続できるでしょう。

本書のメニューは、我々のトレーニング理念をベースに、特定のコンディショニング目標に応じて分類されています。具体的には、持久力(E)、筋力(F)、スピード・スキル(SS)、筋持久力(ME)、無酸素持久力(AE)、スプリント・パワー(P)、複合メニュー(M)の7種類があります。インターバルの強度は、ほぼ全てのメニューにおいて、心拍数、主観的運動強度、クリティカル・パワー(W:ワット)の3種類が併記されています。自分のリミッターに関連した最も効果が高そうなエクササイズを選択するには、ピリオダイゼーション(期分け)の原則に従うとよいでしょう。ピリオダイゼーションの原則を参考にすれば、体力を高めるのに最適なトレーニングの順序を判断できます。

本書には、クリテリウムでメイン集団から抜け出すためのスプリントから、トライアスロンのアイアンマン・ディスタンスにおける112マイル(約180km)に及ぶバイク・セグメントまで、自転車競技で必要となる幅広い能力をカバーする、多くのタイプの練習メニューが収録されています。

ほとんどの人は、サイクリング以外のことにも関心があり、また多くの責任を担っていることでしょう。そういった方にとって、時間は貴重なはずです。トレーニング・メニューのデザインにあたっては、それぞれの目的に向かって効率的に取り組めるように配慮しました。

サイクリストやトライアスリートとして「フィジカル・コンディションを上げたい」と望むのであれば、トレーニング計画の策定は必須です。アスリートは、余りにも頻繁に、トレーニング計画の全体像を考慮せずに異なるトレーニング・メニューを混ぜ合わせてしまいがちです。そのような練習をしていては、結果的に練習内容の質が低くなってしまいます。本書に収録されているトレーニング計画は、トレーニング時間を最大限に有効活用できるように構成されています。トレーニング計画には、強度を上げて速く走る日の間に、楽に足を回すスピニング系の練習や、回復走、テクニックを磨くメニューなどが織り交ぜられています。

インドア・トレーニングは、屋外での実走に比べるとどうしても変化が乏しくなります。一方で、コンピュトレーナーのような機材を使用すれば、退屈さを紛らわせることができるでしょう。本書のトレーニング・メニューが、室内でのトレーニングを楽しむのに役立ち、皆さんの目標達成の一助となることを願っています。

 

ゲール・ベルナールによる内容の紹介(本文『前書き』より抜粋)

ディルク・フリールとウェス・ホブソンは、体の鍛え方を熟知しています。ふたりは元プロ・アスリートであり、現役時代、天気の悪い日にはインドア・トレーナーで数時間もの練習を行っていました。彼らがアスリートとして成功できたのは、シーズンを通して、目的を持ち、言い訳をせず、一貫性のあるトレーニングを積んだからです。そんな彼らが「元プロ・サイクリスト、元プロ・トライアスリートとしての経験を活かして、皆さんの成功に役立ちたい」という思いで著されたのが本書です。

トレーニング・メニューは、7つのカテゴリーに分類されています。これらのメニューに加えて、同じく本書に収録されているベンチマーク・テストに定期的に取り組むことで、より速く走行する妨げとなっている特定の「リミッター」を改善することができるでしょう。レース指向の選手も、シンプルに「平均速度を上げたい!」というサイクリストも、本書のメニューを活用して計画的に練習に取り組めば、成功に近づけるはずです。本書のトレーニング・メニューを皆さんのトレーニング・プランに組み込んでもよいでしょうし、本書に収録されている体系的なトレーニング計画をそのまま利用してもよいでしょう。

それぞれのメニューについて、ウォーミング・アップ(W/U)、メイン・セット(M/S)、クール・ダウン(C/D)が個別に記載されており、トレーニング強度も明示されています。トレーニング強度は、主観的運動強度(RPE)、心拍数、パワーの3種類でガイドラインが示されています。これらの指標を活用して正しい強度で取り組めば、狙い通りにトレーニング効果を実現できるでしょう。適切な強度ゾーンでのメニューに取り組むことで、持久力、筋力、スピード・スキル、筋持久力、無酸素持久力、スプリント・パワーの中から、自分が強化すべき特定の能力を重点的に鍛えることができます。また、複数の練習目的が組み込まれた「複合メニュー」も収録されています。

これらのメニューは体力向上に役立つだけではありません。インドア・トレーニングへのモチベーションを高め、楽しみながら実施するのに必要な「豊富なバリエーション」も兼ね備えています。クリエイティブな練習メニューによって「練習が楽しい!」という気持ちを維持することは重要です。退屈で飽き飽きした気分では、練習をやり切るどころか開始することですら難しいからです。

本書には、皆さんがパフォーマンスを向上させるための具体的なステップが収録されています。さあ、あとは練習あるのみです!

ゲール・ベルナール:2003年 米国トライアスロン、パン・アメリカン・ゲーム及び 2004年 米国トライアスロン、オリンピック・コーチ

 

登録情報等

  • フォーマット:Kindle版
  • ファイルサイズ:241 KB
  • 紙の本の長さ:142 ページ
  • 文字数:約3万2千字
  • 出版社:OVERLANDER株式会社; 1版 (2014/8/31)
  • 販売:Amazon Services International, Inc.
  • 言語:日本語
  • ASIN:B00NOAMO48
  • ISBN-13:978-4-905315-05-6 C0075
  • 発売日:2014/08/31

 

目次

本書の使い方

  • 機材
  • トレーニング・ゾーン
  • 心拍数ゾーン
  • ボルグ・スケール(RPE)
  • 20段階のボルグ・スケール
  • 各ゾーンのLTHRに対する割合とRPE
  • パワー

テスト

  • 閾値の推定/30分タイム・トライアル
  • 漸増的負荷テスト(W/CP)
  • 有酸素タイム・トライアル
  • クリティカル・パワー・テスト

用語の定義と解説

持久力

  • E1 ローリング・ヒル
  • E2 エアロでいこう!
  • E3 テレビ・スペシャル
  • E4 アウター・ギア
  • E5 エクステンデッド
  • E6 要改善
  • E7 レッグ・スピード耐久走
  • E8 ペーシング感覚の養成Ⅰ
  • E9 ペーシング感覚の養成Ⅱ
  • E10 推定ゲーム

筋力

  • F1 ヒル
  • F2 3-3-3 Ⅰ
  • F3 3-3-3 Ⅱ
  • F4 レップ・イット
  • F5 フォース・レップ
  • F6 長い上り
  • F7 重いギアでの上り
  • F8 ウェイト・トレーニング

スピード・スキル

  • SS1 片足ペダリング
  • SS2 スピン・アップ
  • SS3 エコノミー
  • SS4 エアロ・ポジション
  • SS5 フォーム・スプリント
  • SS6 トライアスロン・バイク・トランジション
  • SS7 高ケイデンス
  • SS8 耐久スピン
  • SS9 ILT 加速

筋持久力

  • ME1 テンポ・インターバル
  • ME2 テンポ走Ⅰ
  • ME3 テンポ走Ⅱ
  • ME4 ケイデンス切り替え、テンポ走
  • ME5 クルーズ・インターバルⅠ
  • ME6 クルーズ・インターバルⅡ
  • ME7 閾値 ブレイン・キラー
  • ME8 ロング・テンポ、ヒル・クライムⅠ
  • ME9 ロング・テンポ、ヒル・クライムⅡ

無酸素持久力

  • AE1 ディセンディング・インターバル
  • AE2 ディセンディング・ピラミッド
  • AE3 ペース変化インターバル
  • AE4 スプリンターバル
  • AE5 30-30
  • AE6 ヒル・インターバル
  • AE7 レッグ・バーナー・レップ
  • AE8 レース・テーパー
  • AE9 フィニッシュ・シミュレーション

スプリント・パワー

  • P1 シッティングでの15秒スプリント
  • P2 シッティングとダンシングで15秒スプリント
  • P3 ダンシングでの30秒スプリント
  • P4 重いギアでのスプリント
  • P5 ショート・リカバリーでのロング・スプリント
  • P6 片足スプリント
  • P7 ロング・スプリント
  • P8 ゼロ・スタート・スプリント

複合メニュー

  • M1 スプリントと筋持久力
  • M2 クルーズ・インターバルとアタック
  • M3 スプリント・パワーと乳酸
  • M4 MTBのスタート
  • M5 スピード・スキルと筋持久力
  • M6 ヒル、上りと下り
  • M7 フルーツ・ループ
  • M8 MTBサーキット・ジャム・セッション
  • M9 テンポ走と無酸素持久力

トレーニング計画

  • 準備期(サイクリスト用)
  • 基礎期(サイクリスト用)
  • 基礎期(トライアスリート用)
  • スプリント・ディスタンス、オリンピック・ディスタンス(トライアスリート用)

 

著者紹介

ディルク・フリール

1982年に自転車レースを始め、現在も現役選手として各種レースに出場しています。1992年にベルギーでプロ選手となり、2002年にプロ・ランクの選手としてのキャリアを終えました。オムロープ・ヘット・フォルクのようなクラシック・レースや、ツアー・デュポンやツアー・オブ・マレーシアといったステージ・レースなど、豊富なレース経験を有します。現在は米国プロ・ロードとクリテリウム選手権の両方で、トップ10につけています。

「ウルトラフィット(Ultrafit)」の共同経営者であると同時に、ロード、MTB、パワー・トレーニングを専門にコーチングも行っています。また持久系スポーツ選手用のウェブサイト「Training Peaks.com」の共同創立者でもあります。

こういった幅広い活躍の背景には、幼い頃から両親であるジョー・フリールとジョイス・フリールをよき手本としてきたことが挙げられます。現在、コロラド州のボールダーに、妻のキンバリーと娘のカーラと共に暮らしています。

 

ウェス・ホブソン

1983年から2001年の間に、スプリント・ディスタンス~アイアンマン・ディスタンスに至るまでの幅広い大会で220回以上の完走実績を誇る元プロ・トライアスリートです。12年間に及ぶ、プロ選手としてのキャリアの間には、米国オリンピック委員会より「トライアスリート・オブ・ザ・イヤー」に選出されたこともあります。また12年間の内で9回、米国国内ランクでトップ5入りを果たしました。トライアスロンのレースのために訪れた国は26カ国に及び、世界中の最高のアスリート達とトレーニングし、レースで競い合い、多くのことを学びました。

クラーク・キャンベルとマイク・ヴィッカーと共に著した『Swim, Bike, Run』は、25,000冊の販売実績を誇ります。多くの出版物やウェブ・サイトに記事を寄稿しています。持久系選手向けの動画の共同制作に携わっており、「Triathlon: Through the eyes of the Elite」「Triathlon: Racing Faster」「Rides of the Rockies: Volume1」をリリースしています。米国トライアスロン理事会の任期3年のメンバーに選出され、4年にわたって米国プロ・トライアスロン、デュアスロン委員会での職務に従事し、トライアスロンの組織面でも貢献してきました。

現在、コロラド州のボールダーでトライアスリートをコーチする傍ら全国を講演で飛び回っており、不動産業も営んでいます。

 

米国amazon、原書のカスタマー・レビューの日本語訳(2014年8月27日時点)

■レビュー件数:32

  • ★5つ:15
  • ★4つ:9
  • ★3つ:4
  • ★2つ:2
  • ★1つ:2

(2014年8月27日時点)

 

■評価が高い有用性のあるレビュー(→リンク

20人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

★★★★★ トレーニング計画がすばらしい

ローラー練が楽しくなる日が来るなんて、まさか思いもしなかった。前からジョー・フリール(訳注:本書の著者であるディルク・フリールの父)の大ファンだったので、そのスタンスを踏まえた本書のコーチング・スタイルはかなり好きだ。本書で特によかったのは、ジョー・フリールの練習メニューを、ローラ練で実施するのに使える点だ。

本書の練習メニューは、それぞれ違う種類の弱みをつぶしこめるよう、7種類に分類されている。練習メニューの内容はよく考え抜かれており、ローラー練にありがちな退屈さをきっと解消できるだろう。ほとんどの練習メニューは約1時間であるものの、いくつか例外的に長時間に及ぶ持久系のメニューもある。これらは、かなり体力がある人むけだと思う。しかし、そういったメニューにも親切な注記があるので、それを参考にして高強度トレーニングにアレンジできるだろう。

「本書を読めば誰でもローラー練の達人になれる」とまでは言わないけれど、ローラ練の地獄のような日々を耐えるのに、きっと役立つと思うよ。

投稿日:2006年12月18日 投稿者:Raoul Duke

 

■評価が高くない有用性のあるレビュー(→リンク

★★★ 悪くない

もうちょっと専門的な方がよかったかな。ドリル的なメニューや、かなり楽なメニューもあったし、どちらかというと初心者向けだと思う。

投稿日:2013年7月16日 投稿者:Fabian

 

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