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まずはまっすぐな2列ローテーションを見てみましょう。ライダーは縦にずらりと並び、すでに説明したふつうの1列ローテーションによく似ています。違うのは、2列ローテーションでは、先頭に出て風よけがいなくなった瞬間、横にずれ、最後尾に向けて下がっていく点です。
パワーデータ分析によって、ロードスプリンターとして成功するために必要な条件が徐々に明らかになりつつある。Van Erpら(2020)の研究では、2012年から2019年の間に収集されたプロ選手のパワーデータを基に、1シーズンあたり400ポイント以上のProCyclingStats(PCS)ポイントを獲得したスプリンターを“CAT.1(成功)”、400ポイント未満のスプリンターを“CAT.2(やや成功度が低い)”と分類した。そのうえで、選手たちの10秒間の最大平均パワー(MMP:Maximal Mean Power)が、どの程度の「累積仕事量(kJ/kg)」の後でも維持できるかを比較した研究について紹介する。
タイムトライアルでは、戦略的なペーシングが成績を大きく左右する。本記事では、「Optimal pacing in road cycling using a nonlinear power constraint」を参考に、勾配が変化する条件下での最適なペーシング戦略について、従来の「一定パワー(CP)」戦略と比較し、指数加重平均(EWA)パワー制約を適用した「最適ペーシング(OP)」戦略について紹介する。
エシュロンとも呼ばれる2列ローテーションは一番複雑な形のローテーションです。ふつうは、ある程度引いてから先頭交代するわけですが、2列ローテーションでは、先頭に出ても動きが止まりません。先頭に出た瞬間に交代が始まるのです。その結果、全員がぐるぐると回転するように動きつづけることになります。全員で円を作って回っている感じです(図2.6)。回る向きは、風に応じて時計回りだったり反時計回りだったりします。2列のうち、前に上がっていくほうを速い列、後ろに下がっていくほうを遅い列と呼ぶことにしましょう。2列ローテーションをしている間、位置は変わりつづけます。とても難しいローテーションですが、できるようになるととても楽しいやり方でもあります。
まさかと思うかもしれませんが、ローテーションにも戦術があります。ここまでスムーズにローテーションを回す方法を見てきたわけですが、ほとんどの場合はそれで十分です。ですが、たとえば、チームの違う3~4人と逃げている場合はどうでしょう。第3章では、ほかの選手と協力して逃げを成功させる方法や、ほかの選手をうまく利用する方法なども解説します。ペースを落としたいときもあるでしょう。自分がアタックしたいので、ほかのライダーの足を削りたいときもあるでしょう。それぞれの場合に応じたローテーション戦術があります。
ロードレースでは、VO2max(最大酸素摂取量)の高さがパフォーマンスと密接に関係している。VO2maxを高めるためには、さまざまな強度領域のトレーニングを組み合わせる手法が有効とされてきたが、実際にどの強度領域が最もVO2maxを高めるのかについては、これまで多くの議論がなされてきた。本記事では、Inglisらの研究(2024年)に基づき、VO2maxを高めるためのトレーニング強度領域について、その結果と考察を紹介する。
我々がトレーニングで一番よく使うのが、ダブルローテーションというやり方です。ふたりが並んで先頭を引き、残りも2列でずらりと並びます(図2.3)。
引く長さについて、明確な基準はありません。さまざまなことを考慮して、自分が引く長さを決めましょう。もちろん、好きなだけ引けるわけですが、疲れてペースが落ちはじめたら、落ち幅が時速1kmに満たないくらいであっても先頭を交代すべきです。
先頭のライダーはしばらく引いたのち、横にずれて先頭を譲ります。そのとき横風が吹いていたら必ず風上へずれること(図2.2)。絶対に、です。横風があるとドラフトの発生位置が風下側にずれるので、ライダーも風下に向けて斜めに並びます。だから、風上にずれないと、少しかぶっている後ろの人の前輪をなぎ払ってしまうのです。
本書から学ぶことをひとつだけにしろと言われたら、この章でしょう。自転車競技に必要なテクニックはいろいろとありますが、すべての基本となるのが、このローテーションです。たとえばライターとして成功したければ、どこかの時点で文字を習う必要があります。それと同じです。自転車レースでいい成績を収めたければ、くり返しになりますが、ローテーションが基本になるのです。
レースで自分自身が最悪の敵になってしまうこともあります。熱くなりすぎて頭がまっとうに回らなくなったりするのです。だから、レースが終わったらひとりで反省会をすべきです。失敗からは多くのことが学べますから。
トラックのスプリント競技では対戦相手とトラックの両方に目配りをしつつ、前を走る技量が必要になります。この競技を見たことがある人ならわかるでしょう。トラック3周のスプリント競技で残り1周半。前を走る選手は対戦相手から一瞬も目を離しません。離した瞬間にダッシュされ、レースが終わってしまうからです。この競技に熟練した選手なら、前を見ることなくトラックを周回することができます。風景も路面状況も、すべて、一定だからです。対してロードレースやクリテリウムは、変化するものが多すぎて後ろをふり返るのは危険です。スプリント直前にライバルの状況を確認しようと後ろをふり返ったら、道に穴があってクラッシュするかもしれません。目配りしなければならない相手がたくさんいるのも、トラックのスプリント競技と違う点です。
友だちとふたり、コロラド州ボールダーの北でトレーニングしたときのことを紹介しましょう。アップダウンの田舎道を一定ペースで走っていると、自転車が1台、1km近く先を走っていることに気づきました。そのままのペースで走ったので、自転車はだんだん近づいてきます。
レースが始まったら、周りで起きていることを細大漏らさず把握します。アタックしているのはだれか。それをブロックしている人はいるか。いるならだれか。集団の反応は? アタックを集団が追いはじめるタイミングは? 脅威となる選手が逃げているか。いるのに集団が動かないなら、自分でなんとかしなければなりません。勝負を分ける動きには瞬間的に反応しなければいけません。遅きに失すればおしまいです。
レースはスタートするより前に始まっています。まず、コースとライバルを確認しましょう。どういうコースなのか。特徴は? どんなコースにも、レース結果を左右するようななにかが必ずあります。ごくありふれたコースにも、です。ウォーミングアップをしながら、利用できそうな場所はないか探しておきましょう。過去のレースがどういう展開になったのかも確認しておくべきです。今回も似たような展開になる可能性が高いからです。
あの選手は、なぜ、いつも逃げに乗れるのだろうと不思議に思ったことはありませんか。同じように強くて速いほかの選手がなかなか逃げに乗れないのに、と。もちろん、フィットネスやねばり強さも問題です。あれだけアタックできれば逃げに乗れてもおかしくないよなと思うほどくり返しアタックする選手もいます。
1987年春、私は、レースに参加するサイクリストに向けたニュースレターを書きはじめました。プロフォーム・レーシングというニュースレターで、14年にわたる選手生活で学んだトレーニングや戦術を伝えるものです。みんなに、よくあるまちがいを避け、上手に走り、賢くレースを戦ってほしいと思ったのです。
昔、講演の依頼を請け、米国自転車連盟のコーチングスタッフが企画した5日間のコーチ向けセミナーに出席したことがあります。戦術の講座は2時間の予定でしたが、時間が押して90分になってしまいました。担当したのはナショナルコーチ。私はメモを取りながら聞いていたのですが、講師が「戦術や戦略はトップライダーのためのものだ」みたいなことを言うので仰天してしまいました(言葉は多少違っていたかもしれません)。えええ!? 不作法を承知で言わせてもらえば、その意見には、根本的に、根源的に、徹底的に反対です。残りの90%はどうしろと? 寝っ転がって流れに身を任せていればいいというのか? それはあり得ないでしょう。
レースで勝つための、ゴールスプリントの「リードアウト」のテクニックについて解説の動画です。
大宅陽子さんによる、森本誠さんへの質問コーナー「レース中の感覚編」の動画です。
大宅陽子さんによる、森本誠さんへの質問コーナー「レース前の調整編」の動画です。
カレブ・ユアンのスプリントのフォームと空気抵抗についての情報が紹介されています。
レースに向けて体を仕上げるための、プロ選手の「8つのトレーニングの秘密」紹介の動画です。
エリア・ヴィヴィアーニに学ぶスプリントのコツやトレーニング方法紹介の動画です。
マーク・カヴェンディッシュ、カレブ・ユアン、アンドレ・グライペル等といったスプリンターの中で、どの選手のフォームが最速なのでしょうか?風洞実験室や実走での実験結果紹介の動画です(GCNのスタッフ1名のみの実験結果なので、厳密に科学的な実験結果とはいえない点等は注意が必要です)。
シマノレーシングの入部正太朗選手による「TSBシミュレーターの活用方法」についての情報が紹介されています。
真のスプリンターになれるかどうかは、遺伝でほぼ決まります。スプリンターは、生まれながらにしてスプリンターなのです。言い換えると「鈍足のロバが足の速いロバになることはできても、ロバが競走馬に変身することは絶対にない」ということです。ロバは単純に足が遅い動物として生まれるわけですが、これは多くのスプリンター脚質ではない選手も同じです。
シクロクロスのレースで必要となるスキル紹介の動画です。
自転車で走行中にほんの数秒~数分間だけ維持できる強度がどのようなものか、皆さんはご存知だと思います。このような時に必要になる無酸素パワーは、特定のトレーニング・プログラムに取り組むことで強化できます。
4週間で体を鍛え上げる方法、エピソード4「最重要イベントのためのテーパリング方法」紹介の動画です。
自分のアタックが成功しない理由をしりたいと思ったことはないでしょうか?レースに勝つための試みが思い通りの成果につながらない主な理由は、3つあります。
スプリントの成功はさまざまな要因に左右されます。もちろんパワー出力もそのうちの1つですが、他にも、位置取り、タイミング、技術、運、そして勇気なども必要です。スプリント・パワーは、ベーストレーニングの段階から1年を通じて向上させていきます。まずはフォームの改善から始め、その後にスプリント特有の筋力を強化します。正しいフォームと強い筋力によって、スプリント・パワーは向上します。スプリント・パワーは、いかにハードにペダルを踏めるか、いかに速く無理なくペダルを回せるかで決まります。シーズンを通して、スプリントのすべての要素のトレーニングを継続しましょう。
ベース体力の土台を築いた後、高度な体力要素を鍛える段階に進みます。この時期の目標は、トレーニングの内容を、重要なレースに特有の要件に可能な限り近づけることです。そのために、トレーニング内容を、6章で紹介した高度な体力要素を鍛えるものに変えていきます。前述したように、高度な体力要素とは、「筋持久力」「無酸素持久力」「スプリント・パワー」のことです。
レースの際の補給摂取のタイミングについて、KINAN Cycling Teamの山本元喜選手がわかりやすく解説されています。
限界に近い状態でのパワー強化のための、高強度トレーニングセッションの動画です。5分間のアップ後に、テンポ走(LTパワーの約80%)ベースで2分間走行。その後、インターバルを5本行います。インターバルは、30秒間全力走の後、2分間閾値で走行。ラスト30秒で全力を振り絞ります。インターバル間は、2分間楽に足を回します。レース最終局面で、勝ちを狙って集団から単独で抜け出し(最初の30秒)、そのギャップを維持(2分間)、そのまま集団を振り切ってゴールを目指す(最後の30秒)という状況をイメージしながら行います。画面上の指標は10段階のEFFORT LEVEL (努力レベル)、ケイデンス(RPM)で、画面上に表示されます。映像は、ファルツァレーゴ峠の実走時のものです。
パワートレーニングのメリットは広範多岐にわたるが、その中でも画期的なコンセプトが「調子」を数値化・可視化することができるPMC(パフォーマンス・マネージャー・チャート)だ。PMCとはATL(疲労)・CTL(体力・フィットネス)・TSB(調子・好調さの度合い)といった指標を活用して、トレーニング負荷を適正に管理するのに役立つツールのことで、パワートレーニングのプロコーチの多くが活用している。そのPMCを使いこなすうえで、やや悩ましいのが「最重要レース前にテーパリングをする場合、CTLはどの程度下がってもよいのか?」という点だ。今回は、この悩みの解決策を提示している、ジョー・フリールの『パワートレーニング・ハンドブック(仮題・2017年発売予定)』を参考に、最重要レースに向けてテーパリングするさいのコツを紹介する。