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友だちとふたり、コロラド州ボールダーの北でトレーニングしたときのことを紹介しましょう。アップダウンの田舎道を一定ペースで走っていると、自転車が1台、1km近く先を走っていることに気づきました。そのままのペースで走ったので、自転車はだんだん近づいてきます。
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レースが始まったら、周りで起きていることを細大漏らさず把握します。アタックしているのはだれか。それをブロックしている人はいるか。いるならだれか。集団の反応は? アタックを集団が追いはじめるタイミングは? 脅威となる選手が逃げているか。いるのに集団が動かないなら、自分でなんとかしなければなりません。勝負を分ける動きには瞬間的に反応しなければいけません。遅きに失すればおしまいです。
レースはスタートするより前に始まっています。まず、コースとライバルを確認しましょう。どういうコースなのか。特徴は? どんなコースにも、レース結果を左右するようななにかが必ずあります。ごくありふれたコースにも、です。ウォーミングアップをしながら、利用できそうな場所はないか探しておきましょう。過去のレースがどういう展開になったのかも確認しておくべきです。今回も似たような展開になる可能性が高いからです。
あの選手は、なぜ、いつも逃げに乗れるのだろうと不思議に思ったことはありませんか。同じように強くて速いほかの選手がなかなか逃げに乗れないのに、と。もちろん、フィットネスやねばり強さも問題です。あれだけアタックできれば逃げに乗れてもおかしくないよなと思うほどくり返しアタックする選手もいます。
1987年春、私は、レースに参加するサイクリストに向けたニュースレターを書きはじめました。プロフォーム・レーシングというニュースレターで、14年にわたる選手生活で学んだトレーニングや戦術を伝えるものです。みんなに、よくあるまちがいを避け、上手に走り、賢くレースを戦ってほしいと思ったのです。
昔、講演の依頼を請け、米国自転車連盟のコーチングスタッフが企画した5日間のコーチ向けセミナーに出席したことがあります。戦術の講座は2時間の予定でしたが、時間が押して90分になってしまいました。担当したのはナショナルコーチ。私はメモを取りながら聞いていたのですが、講師が「戦術や戦略はトップライダーのためのものだ」みたいなことを言うので仰天してしまいました(言葉は多少違っていたかもしれません)。えええ!? 不作法を承知で言わせてもらえば、その意見には、根本的に、根源的に、徹底的に反対です。残りの90%はどうしろと? 寝っ転がって流れに身を任せていればいいというのか? それはあり得ないでしょう。
レースで勝つための、ゴールスプリントの「リードアウト」のテクニックについて解説の動画です。
大宅陽子さんによる、森本誠さんへの質問コーナー「レース中の感覚編」の動画です。
大宅陽子さんによる、森本誠さんへの質問コーナー「レース前の調整編」の動画です。
カレブ・ユアンのスプリントのフォームと空気抵抗についての情報が紹介されています。
レースに向けて体を仕上げるための、プロ選手の「8つのトレーニングの秘密」紹介の動画です。
エリア・ヴィヴィアーニに学ぶスプリントのコツやトレーニング方法紹介の動画です。
マーク・カヴェンディッシュ、カレブ・ユアン、アンドレ・グライペル等といったスプリンターの中で、どの選手のフォームが最速なのでしょうか?風洞実験室や実走での実験結果紹介の動画です(GCNのスタッフ1名のみの実験結果なので、厳密に科学的な実験結果とはいえない点等は注意が必要です)。
シマノレーシングの入部正太朗選手による「TSBシミュレーターの活用方法」についての情報が紹介されています。
真のスプリンターになれるかどうかは、遺伝でほぼ決まります。スプリンターは、生まれながらにしてスプリンターなのです。言い換えると「鈍足のロバが足の速いロバになることはできても、ロバが競走馬に変身することは絶対にない」ということです。ロバは単純に足が遅い動物として生まれるわけですが、これは多くのスプリンター脚質ではない選手も同じです。
シクロクロスのレースで必要となるスキル紹介の動画です。
自転車で走行中にほんの数秒~数分間だけ維持できる強度がどのようなものか、皆さんはご存知だと思います。このような時に必要になる無酸素パワーは、特定のトレーニング・プログラムに取り組むことで強化できます。
4週間で体を鍛え上げる方法、エピソード4「最重要イベントのためのテーパリング方法」紹介の動画です。
自分のアタックが成功しない理由をしりたいと思ったことはないでしょうか?レースに勝つための試みが思い通りの成果につながらない主な理由は、3つあります。
群馬サイクルスポーツセンターにおける、レースでの駆け引きポイントについて解説の動画です。
スプリントの成功はさまざまな要因に左右されます。もちろんパワー出力もそのうちの1つですが、他にも、位置取り、タイミング、技術、運、そして勇気なども必要です。スプリント・パワーは、ベーストレーニングの段階から1年を通じて向上させていきます。まずはフォームの改善から始め、その後にスプリント特有の筋力を強化します。正しいフォームと強い筋力によって、スプリント・パワーは向上します。スプリント・パワーは、いかにハードにペダルを踏めるか、いかに速く無理なくペダルを回せるかで決まります。シーズンを通して、スプリントのすべての要素のトレーニングを継続しましょう。
ベース体力の土台を築いた後、高度な体力要素を鍛える段階に進みます。この時期の目標は、トレーニングの内容を、重要なレースに特有の要件に可能な限り近づけることです。そのために、トレーニング内容を、6章で紹介した高度な体力要素を鍛えるものに変えていきます。前述したように、高度な体力要素とは、「筋持久力」「無酸素持久力」「スプリント・パワー」のことです。
レースの際の補給摂取のタイミングについて、KINAN Cycling Teamの山本元喜選手がわかりやすく解説されています。
限界に近い状態でのパワー強化のための、高強度トレーニングセッションの動画です。5分間のアップ後に、テンポ走(LTパワーの約80%)ベースで2分間走行。その後、インターバルを5本行います。インターバルは、30秒間全力走の後、2分間閾値で走行。ラスト30秒で全力を振り絞ります。インターバル間は、2分間楽に足を回します。レース最終局面で、勝ちを狙って集団から単独で抜け出し(最初の30秒)、そのギャップを維持(2分間)、そのまま集団を振り切ってゴールを目指す(最後の30秒)という状況をイメージしながら行います。画面上の指標は10段階のEFFORT LEVEL (努力レベル)、ケイデンス(RPM)で、画面上に表示されます。映像は、ファルツァレーゴ峠の実走時のものです。
パワートレーニングのメリットは広範多岐にわたるが、その中でも画期的なコンセプトが「調子」を数値化・可視化することができるPMC(パフォーマンス・マネージャー・チャート)だ。PMCとはATL(疲労)・CTL(体力・フィットネス)・TSB(調子・好調さの度合い)といった指標を活用して、トレーニング負荷を適正に管理するのに役立つツールのことで、パワートレーニングのプロコーチの多くが活用している。そのPMCを使いこなすうえで、やや悩ましいのが「最重要レース前にテーパリングをする場合、CTLはどの程度下がってもよいのか?」という点だ。今回は、この悩みの解決策を提示している、ジョー・フリールの『パワートレーニング・ハンドブック(仮題・2017年発売予定)』を参考に、最重要レースに向けてテーパリングするさいのコツを紹介する。
ロードレースの用語「アシスト(Domestique)」について解説の動画です。
クリテリウムの走り方についての情報(クリテリウムが得意じゃない人にとって参考になるテクニック)が紹介されています。
スプリンターを勝たせるための戦術「リードアウト」について解説の動画です。
このメニューは、レースのシミュレーション用です。初心者は、クルーズ・インターバルの強度を落としてください。
回復インターバルは短いですが、スプリントの時には全力を振り絞ってください。スプリント・パワーの強化に効果のあるメニューですが、脚がフレッシュな時にだけ行うようにしましょう。
スプリントの最後に100rpmに達するよう、全力で踏んでください。初心者は、コンディションが上がってくるまでスプリントは4本にとどめましょう。
3月に入りました。今月今季初レースを迎える方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?アメリカでもレースが始まりました!今季初レースを終えたノースカロライナ州アシュビル在住のPeaks Coaching Group Japanのゲン・コグレ コーチからのアドバイスです。
ダンシングでのスプリント中は、坂の頂上をイメージしましょう。初心者は、スプリントの本数を5本から始めてください。
最後のセットでは、あたかもレース最終局面のように感じるはずです。追走集団から逃げ切るイメージを持って、きつくなってももうひと頑張りしてスピードを維持しましょう。
最大限の努力度の運動を行う時の回復インターバルを短時間に設定することで、無酸素運動時のスピードを向上させることができます。このメニューは、クリテリウムやMTBのショート・トラック・レース対策に向いています。
このメニューは、強化期に取り組むとよいでしょう。MTBの選手とロード・バイクの選手に最適です。
パワートレーニングの「メニューの作成方法」について、名古屋のトレーニングジム「Cycle Studio i」の代表であり、Peaks Coaching Group Japan のコーチでもある伊藤透コーチがわかりやすく解説されています。 パワートレーニングのメニューは日々考案され続け、10000通り以上はあるでしょう。(中略)今回は数あるパワートレーニングのメニューがどのように組まれているのかを解説していきたいと思います…出典 Cycle Studio iさん:パワートレーニングを行う方法 Part.4 メニューの作成(前編) まず、トレーニングするためには、自身が参……
さて、ロードレースを主戦場としている選手にとっては、ジャパンカップが終了し大きな大会はツール・ド・おきなわを残すのみでしょうか。本番に向けて長い距離を走り込んだり、レースを模したインターバルに取り組んだりしたりしておられると思います。さまざまな対策がある中で、わかっちゃいるけれどもどうしたら良いかわからない「暑さ」について幾つか研究を紹介しながら考えてみたいと思います。