謹賀新年
少し早いですが、新年明けましておめでとうございます。じてトレ管理人です。
2011年中は想像以上に多くの方々に「じてトレ」を閲覧いただき、また『パワー・トレーニング・バイブル』をご購入頂き誠にありがとうございました。2012年も皆様が「速くなるのに役立つ」情報やサービスや書籍をお届けするよう全力を尽くして参りますので、引き続き「じてトレ」をよろしくお願いいたします。
「じてトレ」のサイトを開設して4か月になりますが、これまで国内外の幅広い情報源をもとに「速くなるのに本当に役立つ情報」をお届けすることをモットーに運営して参りました。これは「本気で速くなりたい!」と思った時に「本当に使える信頼できる本格的な練習方法に関する情報源がほとんどない」という状況を少しでも改善することで真剣に練習に取り組んでおられるロード・レーサーやサイクリストの方のお役に立ちたいという思いからでした。2011年後半に竹谷賢二さんの『BTB』が出版され「日本にもようやく本格的なトレーニング教本の新風が吹きこまれた」と嬉しくなりましたが、その後も海外の書籍・電子書籍・サービス・サイトなどを読み進めるうちに「まだまだ多くの速くなるために本当に役立つ情報があふれている」と感じています。
一方で、LSD・ペダリング・筋トレのように、その方法論や効果について議論が続いておりいまだ決着がついていないような話題があるのも事実です。また練習方法のアプローチ自体も伝統的な「ピリオダイゼーション」を用いたアプローチが健在である一方で、パワー・メーターの普及にともないそれらとはかなり違ったアプローチとコンセプトの「短時間・効率的練習方法」の研究・開発も進んでいます。
さまざまな情報を見ていると「何が正しいのだろう?」という気分になる時もあります。
しかしロード・レーサー、サイクリストの一人一人が体力・経験・スキル・目的などすべて違います。そう考えると「トレーニング方法」は個別性がきわめて高いもので「何が正しいのか?」という問いに誰にでもあてはまる答えは、そもそもないのかも知れません。コーチがいれば別ですが、自分で考えトレーニングをしていくのであれば、様々な情報を幅広く学び・試し・自分に合った方法をその時々で取り入れて行くのが現実的なのではないだろうか、と今は考えています。
2012年も「じてトレ」としては、これまで同様なるべく複数の情報ソースや論文などで裏付けとなっている根拠やデータを調査・確認し「これはお奨めできる」という情報を選りすぐって紹介していく予定です。逆にひじょうに興味深い話題であるものの「これはあまりにも眉唾すぎる」という情報はじっくり見極めたいと思います。
また情報発信以外にも皆様が「速くなるのに役立つ」さまざまなサービスを展開できるよう今後とも全力を尽くして参りますので、ぜひご期待ください。「このようなサービスがあれば良いのに」「こんな情報もとりあげてほしい」ということがありましたら、お気軽にメッセージをお送りください。
それでは2012年が皆様にとって練習やレースにおいて飛躍の年になるよう心より祈念しております!