ポジション改善による効果は約30W
ロードレースは、速度が上がれば上がる程、空気抵抗との闘いになる。高速域になった時、その効果の違いを実感する機材の筆頭はディープリムのホイールだろう。その中でも最高レベルのTT用ディスクホイールを使うと約50Wものパワー削減効果があるといわれている*。
*速度域・体格・体重などによって個人差がある
ライダーの体の空気抵抗が一番大きい
■空気抵抗の70~75%超が、ライダーが原因の場合がある
しかし、実は空気抵抗が一番大きいのは、ライダーの体でありその割合はなんと70~75%超にもおよぶ場合がある。エアロダイナミクスを意識していない人であればポジションを変えるだけで、同じ速度を維持するのに必要なパワーが約30Wも低下することがある*。
*速度域・体格・体重などによって個人差がある
■ポジションを変えるコストは「ゼロ」
高級ディスクホイールや、カーボンディープリムを購入するコストは何十万円にもなることが珍しくないが、ポジションを変えるのは意識と慣れだけであり、コストは「ゼロ」だ。今まで特段意識してこなかった人であれば、試してみる価値はあるだろう。
■腰の部分に空気を入れないようにする
体の中で最も空気抵抗の原因となるのが、空気の流れをせきとめてしう「腰の部分」といわれているので、ここに空気を入れないようにするのが重要ポイントのひとつといえる。
参考文献
- パワー トレーニング バイブル
- ロードバイクの科学