一流プロと体組成を比較 土井雪広選手
一流プロとの体組成比較シリーズ。今回は土井雪広選手との体組成比較シートを紹介する。また土井選手は、プロ選手の中ではとしては珍しくブログの中で「練習メニュー」「パワー」などの情報を詳しく書かれているケースがあるので、該当記事へのリンクもあわせて紹介する。■この記事は、旧サイトからの移行分です(2012.03.14の記事です)■
土井雪広選手との体組成比較シート
以下のExcelシートに身長・体重・体脂肪率を入力すると、入力身長と同数値で換算し土井選手の体組成と比較できる(体重や体脂肪率は、本人がtwitterでつぶやいたと思われる55㎏・4%を使用・また体組成を精緻に比較するには筋肉量や骨重量データが必要になるのであくまで参考値)。
土井雪広選手との体組成比較シート→リンク
土井選手の特徴
■欧州プロとしては身長が低くBMIも低いクライマー体型
土井選手の特徴は、身長が169㎝と欧州プロ・ロードレーサーの平均身長180.22㎝と比べるとかなり低く(日本人平均172.1㎝と比べてもやや低い)、BMIも19.3(体重は55㎏で計算)と同平均値21.3より-2.0も低い点だ。小柄で・やせ型の典型的なクライマー体型といえ、これはマルコ・パンターニ(身長171.5㎝・体重56㎏・BMI 19.0)の数字に近い。
■体脂肪率は4%とかなり低い
また体脂肪率も2011年9月22日時点で4%と一流選手の中でも下限に近い数値となっている。この無駄な肉をそぎ落とした身軽な体が、山岳ステージでの大きなアドバンテージになっていると思われる。
■FTPの推定値は344W, 5.75W/kg
その他の身体能力データとして、2012年2月13日のブログに記載がある20分全開タイムトライアルのパワーから推定されるFTPは344Wとなる(計算根拠は下記をご参照)。当時の体重で換算した、パワー・ウェイト・レシオは5.75W/㎏にもなるが、まだ本格的なレース・シーズン開幕前であることを考えると、ここからさらに調子を上げると同時に体重も絞ることで、この値をさらに高めていくのだと推察される。
■土井雪広選手の身体能力データ
- 身長:169㎝
- 体重:55kg台~59.9㎏
- 体脂肪率:4%
- FTP:推定344W(20分TT:362W×95%)
- パワー・ウェイト・レシオ(FTP):推定5.75W/㎏ @59.9㎏
土井選手のトレーニング・ブログ
最後に、土井選手が「練習メニュー」「パワー」「持続時間」を記載されているブログのリンクを以下に紹介する。プロの厳しい練習を垣間見ることができる、貴重な情報といえるだろう。
■第三次トレーニングキャンプ(2012.02.13)
- リカバリー能力を測るためのLCSTテストなど
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2012/02/post_eb41.html
■アルプスキャンプ最終日終了(2011.07.15)
- トレーニング・メニューの記載あり
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2011/07/post_1fed.html
■7月の重要な1週間(2011.07.08)
■オランダも夏!(2011.07.05)
■ニースでのトレーニングキャンプ(2011.03.23)
- トレーニング・メニューの記載あり
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2011/03/post_7301.html
参照URL
- hiwihhi
http://hiwihhi.com/yukihirodoi/status/116824464943091712 - ウィキペディア
土井雪広 - REAL TRIATHLON
http://www.geocities.jp/resultri/crankcho/physique.html - Yukihiro Doi Official Blog
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2012/02/post_eb41.html
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2011/07/post_1fed.html
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2011/07/71_96ad.html
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2011/07/post_4b76.html
http://blog.yukihirodoi.jp/blog/2011/03/post_7301.html