ローラーで飽きない方法 Part1 環境編 ~Setting Up Your Training Dungeon~
これから年末年始は何かと忙しくスケジュールが読めない事も多いものです。このような時、ローラーはすぐに乗れて交通事情にも左右されない為、時間の節約に有効です。
英語でローラー部屋と言うとPain Cave(苦しみの洞窟)やTraining Dungeon(地下牢)といった何だか苦しげな表現が多いですが、自分だけの「トレーニング・ラボ」を作ることで、前向きに飽きずにトレーニングする環境を作ることが出来ます。
■Part 1 環境編
1.ファンを置いてクーリングする。
暑さはストレスを増やしトレーニングを長く苦しく感じさせます。冷却することでストレスを減らしましょう。
人間は出力の約3倍エネルギーを消費します。 冷却することで熱消費を減らしトレーニングの効率を上げましょう。
2.音楽を選ぶ
それぞれの運動強度に合わせてプレイリストを作るのも良いアイデアです。インターバルの時は激しい曲、回復走の時はリラックスできる曲など、気持ちが乗るように工夫しましょう。
3.映像を見る
レース映像、Zwiftの集団走行など、実走の感覚や相手が居れば飽きることを防げます。
グループライドで仲間と走っているとアッという間に時間は過ぎた経験は皆さんにもあると思います。あの感覚をローラーにも活かしましょう。
4.パワーメーターを使う
目標とする数値があれば、より集中することが出来ます。
目標とするパワーに到達しようと頑張ることで時間は早く過ぎます。
5.フォームを研究する
ショーウインドーに映る一瞬の姿でフォームチェックをしなくともローラーの前に鏡を置けばペダリングをしっかり見ることが出来ます。またカメラで真横から録画してペダリングを見るのも良い方法です。
■寄稿者:中田尚志コーチ(Peaks Coaching Group Japan)
Peaks Coaching Group Japan 代表。Peaks Coaching Group エリートレベル認定コーチ。2013年全米自転車競技連盟パワートレーニングセミナーを修了。2015年にトレーニングピークスユニバーシティを受講し、最先端のパワートレーニングを学ぶ。現在までに15,000以上のパワーデータを解析。2016年から京都を拠点に、パワーベースのコーチングを日本で展開する。自身も日本・アメリカでレース経験を持つレーサーでもある。コーチングの無料相談はこちら(→リンク)。