短時間インターバルトレーニングと長時間インターバルトレーニングのどちらが効果的なのか?
プロサイクリストを対象とした研究によると、短時間高強度インターバルトレーニング(以下、SI)と長時間高強度インターバルトレーニング(以下、LI)を比較した結果、SIがより優れたトレーニング効果をもたらすことが示された。
■トレーニングプロトコル
この研究では、18名のエリートサイクリストが以下の2つのトレーニンググループに分けられ、週3回、3週間にわたりトレーニングを実施した。
SI(短時間インターバル)
- 30秒全力走 - 15秒レストを13本×3セット
- セット間の回復時間は3分
LI(長時間インターバル)
- 5分全力走×4セット
- セット間の回復時間は2分30秒
■結果
VO2max
- SI: +2.6%
- LI: +0.9%
LTパワー(Power@4mMol/L)
- SI: +2.0%
- LI: -2.8%
20分タイムトライアル
- SI: +4.7%
- LI: -1.4%
これらの結果から、SIはLIと比較して有意に優れたトレーニング適応を引き出すと考えられる。他方、SIは強度が高いため、十分な回復時間を確保し、オーバートレーニングを避けることが重要となる。また、初心者は強度や頻度を慎重に上げていくことが望ましい。
参考文献
Knowledgeiswatt [https://x.com/knowledgeiswatt/status/1841446026479087993/photo/1]
pic.twitter.com/YD2wKsFF6h— Knowledgeiswatt (@knowledgeiswatt) October 2, 2024