モチベーション維持するためのテクニック
新年の目標を立て、トレーニング計画を練り上げたものの、ものの数週間が過ぎただけでモチベーションが低下してしまうことはよくある。特にホビーレーサーにとって、日々のトレーニングと仕事や家庭との両立は容易ではないだろう。しかし、目標を達成するためには継続的な取り組みが必要である。本記事では、TrainingPeaksのブログを参考に、日常のトレーニングやレース準備においてモチベーションを維持するための実用的な方法を紹介する。
■一歩ずつ進む
目標達成への道のりは一歩ずつ進むことで達成される。例えば、8月のヒルクライム大会に出場する計画を立てた場合、最初からSSTやL4・L5といった中~高強度のトレーニングを行う必要はない。基礎的な持久力や筋力の向上に焦点を当て、少しずつ身体と心を目標に適応させることが重要である。過度な負荷を避け、トレーニングの強度、頻度、持続時間のバランスを取ることで、燃え尽き症候群を防ぐことができる。
■コーチやトレーニンググループの活用
専門知識を持つコーチやトレーニンググループに参加することは、モチベーション維持において非常に有効といえる。これにより、自身の弱点や疑問点に対処できるだけでなく、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで新たな刺激を得ることができる。孤独なトレーニングから抜け出し、グループの力を活用することで目標達成に向けたモチベーションを高めることができる。
■対処可能な障害なのかを見極める
困難に直面した際、それが本当に障害なのか、それとも単なるネガティブな思考なのかを見極めることが大切である。例えば、悪天候や向かい風の中でのライドが挙げられる。これを乗り越えるためには、パワーを参考に強度を調整することで、悪条件に適切に対処し実のあるトレーニングにするといった方法が考えられる。ネガティブな感情に振り回されてしまうのではなく、現実的な姿勢で対処策がないかを模索してみよう。
■新しい機材やウェア購入する
新しい機材やウェアを手に入れることでトレーニングのモチベーションが向上することもある。例えば、新しいサイクルコンピューターやスマートトレーナー、トレーニングウェアを購入することで、新鮮な気持ちでトレーニングに取り組むことができる。小さな変化でも日々のトレーニングに新たな刺激を与える効果が期待できる。
参考文献
Carrie Barrett, “Staying Motivated For Your Training Resolution”, TrainingPeaks, January 26, 2015. http://home.trainingpeaks.com/blog/article/staying-motivated-for-your-training-resolution