一流プロと体組成を比較 アンディ・シュレク
一流プロとの体組成比較シリーズの第8弾、今回はクライマー型オールラウンダーであるアンディ・シュレクとの体組成比較シートを紹介する。
アンディ・シュレクとの体組成比較シート
以下のExcelシートに身長・体重・体脂肪率を入力すると、入力身長と同数値で換算したアンディ・シュレクの体組成と比較できる(アンディ・シュレクの体脂肪率は不明であるためトップ選手の平均値5%を使用・また体組成を精緻に比較するには筋肉量や骨重量データが必要になるのであくまで参考値)。
アンディ・シュレクとの体組成比較シート→リンク
アンディ・シュレクの特徴
■身長が高くBMIが低い「やせ型」
アンディ・シュレクの特徴は、身長が186㎝と欧州プロ・ロードレーサーの平均身長180.22㎝よりも約5.78㎝高い一方で、体重が68㎏しかないのでBMIが19.7と同平均値21.3よりも-1.6も低い「やせ型」である点だ。アンディ・シュレクは山岳ステージ得意とする典型的なクライマーだが、この細い体型がクライミングに役立っているのは間違いないだろう。
■パンターニとの比較
アンディ・シュレクと同様にヒルクライムを得意としたマルコ・パンターニと比較してみよう。2人の共通点は、いずれもBMIが19台(アンディ・シュレク:19.7・パンターニ:19.0)とやせ型であることだ。一方でパンターニの身長は171.5㎝(アンディ・シュレクよりも14.5㎝も低い)体重は56㎏(アンディ・シュレクよりも12㎏も軽い)しかなく、体格差はかなり大きい。このことから「BMIが低いこと」は重力との戦いが決定的に重要になるクライマーとしてかなり大切だが、身長や体重の数字の大小自体はそれほど大きく影響しないことが伺える。
■カンチェラーラとの比較
次に平坦コースでのTTで圧倒的な強さを見せるファビアン・カンチェラーラと比較してみよう。2人とも身長は186㎝で同じだが、体重はカンチェラーラの方が14㎏も重い(アンディ・シュレク:68㎏・カンチェラーラ:82㎏)。アンディ・シュレクは平坦コースでのTTを苦手としているが、これは高速域で横風なども含めた空気抵抗と戦いながら走行するTTでは、体重が軽いことがむしろ不利に働くからだと考えられる。
参照URL
- ウィキペディア
アンディ・シュレク
Andy Schleck - REAL TRIATHLON
http://www.geocities.jp/resultri/crankcho/physique.html