ローラー用・LT刺激 練習メニュー
LT向上のための練習メニューには、さまざまなバリエーションがあるが、今回はTrainingPeaks社が販売している練習メニューの中から、LT向上のためのややきつめの練習メニューを紹介する(メニュー作成者は『パワー・トレーニング・バイブル』の著者ハンター・アレン氏)。
ローラー用・LT刺激 練習メニュー
■練習時間や目的
全練習時間は1時間30分弱と比較的短時間なので、平日にローラーで行うのに適したメニューといえる。
練習の目的は、高回転ペダリングのあとにLT~LTより少し上を維持するインターバルを行うことで、LTがもっと高くなるように体に刺激を加えることだ。
■行い方
- ウォーミングアップ:15分
一定ペースで走行し足を温める - メインメニュー:55分
- まず1分の高回転ペダリング(100rpm以上)を5本行う。
ワットを上げるよりは高回転で回すのを重視しそれぞれ1分間の休憩走を挟む。 - 5本終了後10分間、楽に流す。
- 次に15分間・FTP比100~105%維持のインターバルを2本行う。
インターバル間には5分の休憩走を挟む。
- まず1分の高回転ペダリング(100rpm以上)を5本行う。
- クールダウン:15分
楽に流しクールダウンする
■注意点
この練習はダイレクトにLTレベルかその少し上で行うので、耐久走やテンポ走で十分に有酸素能力を高め、何度かLT下を中心にLT以下のレベルで練習を積んでから行うことが望ましい。実際、この練習メニューは全8週間のトレーニング計画のうちの真ん中辺りにスケジュールされている。
TRANING PEAKSのサイトの紹介
TRANING PEAKSのサイトでは、年齢・性別・目標レース種類・FTPレベルなどひじょうに細かくターゲットを絞った各種トレーニング・プログラムが販売されており、オンラインサービスを利用してWeb上でトレーニング管理できる。また毎日次の練習メニューがメールで送られてくるので、「コーチについてもらう必要はないけれど、練習を後押しする何かが欲しい」という人にはひじょうにおすすめだ(サービスや練習メニューは英語であるものの比較的かんたん)。
参照メール
- TRAINING PEAKS・『Master's Plan: Cycling Threshold Improvement Plan weeks 1-8: 220 watts 』
参考URL