ネバー・エンディング・インターバル
テンポ走レベル中心の練習からいきなり高強度のインターバルに移行すると、足の準備ができておらず満足に追い込めないことがあるかも知れない。今回は、bike training tips.com より高強度のインターバル・トレーニングを開始する前に行うのに最適という練習メニューを紹介する。
ネバー・エンディング・インターバル
■高強度インターバル開始に必要な脚力の養成に向いたメニュー
このメニューは、テンポ走に近い練習時間で高強度のインターバルよりもやや低めの負荷を断続的にかける内容だ。練習効果としては、「高強度のインターバル・トレーニングをスムーズに開始するのに必要な脚力の養成」が期待できる。
■所要時間約2時間に及ぶきついメニュー
所要約2時間とやや長く、終了時には足が完全に売り切れてしまう可能性が高いきついメニューなので、「しっかり追い込みたい時」に行うほうがよいだろう。bike training tips.com の筆者は、過去に何度かトライしたものの多分1回しか最後までやりとげたことがなく、実はそれすらも記憶が定かではない、とのことだ(これが『ネバー・エンディング・インターバル』という名前の由来)。
■概要
- 時間:メイン・メニューは1時間45分(ウォーミング・アップこみで2時間)
- 強度:きつい
- 回復:終了後は足が売り切れてしまうので、回復にはかなりの時間が必要
- 場所:インドア・屋外での実走のいずれでも可
- 時期:ベストは強化期間中
(特にテンポ走から高強度のインターバルを開始する前の移行期に行うのが最適)
■行い方
- ウォーミング・アップを十分に行う。
- まずZ5*の中間(MAPの75%程度:TTペースと同程度の強度)で10分間維持する。
- Z1*(MAPの40~50%)で5分間、足を軽く回して回復させる。
- Z5の上限(MAPの80%程度:TTペース超の強度)で5分間維持する。
- 5分間の回復走を挟む。
- 再度Z5で5分間維持する。
- 5分間の回復走を挟む。
- 2~7(計35分)を1セットとし、最大3セット行う。
*RST方式のパワー・ゾーンの詳しい説明→リンク
■注意点
- 長時間のインターバルなので、最初からハードに踏みすぎないように注意すること。
- 少し練習すれば2セットはできるようになるだろうが、3セット完遂はかなり難しいかも知れない(bike training tips.com の筆者は、いつも3セット目で力尽きてしまうとのこと)。
参照URL
- biketrainingtips.com・『Never-ending Intervals 』
http://www.biketrainingtips.com/2011/09/great-training-sessions-6-never- ending.html