レースで戦える身体を作る上で重要なこと

【レース対策情報・レース戦術】2011年9月10日 11:26

レースで戦える身体を作る上で重要なこと

■一番元気な初日に高強度・短時間の練習を行う

1週間の練習の基本的な流れは、まず足が一番元気な初日に高強度・短時間の練習を行い、2日目に中強度・やや長時間練習、3日目に低強度・長時間のベーストレーニングを行い、4日目に休息を取るというのがワンセットになる。

■初日にしっかり追い込むことが最重要

特に重要なのが、高強度の練習を行う初日で、神経筋パワー(10~20秒程度のスプリント)や無酸素運動容量(1~2分の高出力インターバル)やVO2max(3~8分走)の能力を伸ばすのに必要なだけの負荷がかかるようにしっかり追い込むこと。これがレースで戦える身体を作る上でもっとも重要になる。

■疲労でパワーが出ない日は休養するのも手

体に疲れが残っていて目標のワットをどうしても出せないのであれば、完全休養を取るなどしてきっちり追い込める状態にした上で、改めて高強度の練習に取り組んだ方が効果的な場合もあるだろう。というのも、疲れた体に鞭打って歯を食いしばって練習しても、鍛えたいと思っているエネルギー系に刺激を加えるのに必要なだけの負荷を体にかけられなければ、狙った効果が得られない可能性が高いからだ。

 

参考文献

  • 阿部良之さん・自転車雑誌(雑誌名・発行年月等確認できず)