スプリント・ドリル「イン・アンド・アウト」

【トレーニングメニュー】【レース対策情報・レース戦術】2012年2月21日 17:03

寒さが少しずつゆるみレース・シーズンが近づくにつれて、レース対策のトレーニングの重要性が増してくるが、その中でも重要なもののひとつがスプリント力の強化だろう。スプリント力強化のための「スプリント・ドリル」にはさまざまなバリエーションがあるが、今回は1984年のロサンゼルス・オリンピックのロード(女子)で優勝したコニー・カーペンター・フィニーが合宿で取り組んだという練習メニュー「イン・アンド・アウト」を『SERIOUS CYCLING Second Edition』より紹介する。


イン・アンド・アウト

■ロング・スプリント中に何度も加速する能力を強化するメニュー

の練習はダンシング(アウト)とシッティング(イン)でのスプリントを交互に複数回繰り返すシンプルなメニューで、ロング・スプリント中に何度も加速する能力を高める効果が期待できる。

■練習場所

追い風で緩やかな下りの直線路が最適。距離は400ヤード(366m程度)が目安。

■行い方

  1. ロー・ギアでサドルから腰を上げて(アウト)スプリントを開始し、まず10回ペダルを回す。
  2. 次にサドルに腰を下ろし(イン)10回ペダルを回す。
  3. これを3回繰り返す(「アウト」と「イン」をそれぞれ合計で30回ずつペダルを回す)。

 

参照URL

参考文献

  • Edmund R. Burke, PhD著・『SERIOUS CYCLING Second Edition』・P21・HUMAN KINETICS