スプリント・ドリル「イン・アンド・アウト」
寒さが少しずつゆるみレース・シーズンが近づくにつれて、レース対策のトレーニングの重要性が増してくるが、その中でも重要なもののひとつがスプリント力の強化だろう。スプリント力強化のための「スプリント・ドリル」にはさまざまなバリエーションがあるが、今回は1984年のロサンゼルス・オリンピックのロード(女子)で優勝したコニー・カーペンター・フィニーが合宿で取り組んだという練習メニュー「イン・アンド・アウト」を『SERIOUS CYCLING Second Edition』より紹介する。
イン・アンド・アウト
■ロング・スプリント中に何度も加速する能力を強化するメニュー
の練習はダンシング(アウト)とシッティング(イン)でのスプリントを交互に複数回繰り返すシンプルなメニューで、ロング・スプリント中に何度も加速する能力を高める効果が期待できる。
■練習場所
追い風で緩やかな下りの直線路が最適。距離は400ヤード(366m程度)が目安。
■行い方
- ロー・ギアでサドルから腰を上げて(アウト)スプリントを開始し、まず10回ペダルを回す。
- 次にサドルに腰を下ろし(イン)10回ペダルを回す。
- これを3回繰り返す(「アウト」と「イン」をそれぞれ合計で30回ずつペダルを回す)。
参照URL
- WIKIPEDIA・Connie Carpenter-Phinney
http://en.wikipedia.org/wiki/Connie_Carpenter-Phinney
参考文献
- Edmund R. Burke, PhD著・『SERIOUS CYCLING Second Edition』・P21・HUMAN KINETICS