ローラー用・エアロポジションの練習メニュー
ロード・バイクで走行時に一番空気抵抗が大きいのは人間の体といわれている。そこでエアロ・ポジションを身につけているのといないのでは、レースで必要なパワーが数十W単位で変わってくる可能性がある。しかしエアロ・ポジションは通常のポジションと使う筋肉が微妙に違ってくるので、レースで長時間エアロ・ポジションを維持できるようになるには、普段から継続的に練習しておいたほうがよいだろう。今回は、『WORKOUTS For Indoor Cycling』を参考に、ローラー用・エアロポジションの練習メニューを紹介する。■この記事は、旧サイトからの移行分です(2011.09.22の記事です)■
ローラー用・エアロポジションの練習メニュー
練習時間は合計で65分程度とコンパクトなので、平日のローラー練のメニューのひとつとして取り組むのに適したメニュー。RPE(主観的運動強度)は、13(ややきつい)程度なので、高強度で追い込む日の間に取り組むのもよいだろう。
■ウォーミングアップ:15分
5分間、90rpm程度で楽なペースで走行する。続いて10分間、引き足だけを使ったペダリングを行う。なるべく下に踏み込まず、下死点からは靴の底についた泥をこそげ落とすようなイメージで足を引き上げる。
■メインメニュー:45分
- エアロポジションで3分間のインターバルを8本行う。パワーはCP90(90分の自己ベストのパワー)で、ケイデンスは95rpm以上を維持する。心拍計を使って行う場合は、LT心拍数の89~93%を目安とする。
- インターバル間には3分間の回復走を挟む。
■クールダウン
5分間楽に流してクールダウンをする。
■注意点
できるだけレース当日と同じセッティングで行うことが望ましい。
参考文献
- DIRK FRIEL & WES HOBSON著・『WORKOUTS For Indoor Cycling』・P46・velopress