ローラー用・アタックの練習メニュー
アタックはロードレースの展開に変化をつける大きな要因で、勝負のわかれ目にもなることも多い。アタックの練習はチーム練の時にするがベストだが、ローラーでもできる。今回は約40分程度のローラー用・アタックの練習メニューを紹介する。■この記事は、旧サイトからの移行分です(2011.10.26の記事です)■
ローラー用・アタックの練習メニュー
FTPを少し超えた水準で維持しつつ、その間に断続的にさらに高強度のインターバルを織り込んだかなりきついメニューであり、中~上級者向けの練習メニューといえる。レース対策の練習メニューで追い込む時期に取り組むのが最適だろう。
■ウォーミングアップ:15分
楽なペースで流す。途中5分間程度ケイデンスを80~100rpmの間で上げ下げするのを繰り返す。
■メインメニュー:22分
6分のインターバルを3本行う。
- 最初の2分間はCP30(30分間維持できるパワーの最高値・FTPの105%が目安)を維持する。
- 2分経過した時点で30秒間アタックする。この時、レースで実際にアタックする瞬間を思い描きながら速やかに加速する。30秒間平均ではCP6(6分維持できるパワーの最高値)を出すことが目標。
- 30秒経過後、CP30まで戻して1分半維持する。
- インターバル開始から4分経過時点で再度30秒間アタックする。
- その後CP30まで戻して1分半維持し、6分間経過した時点で1本目を終了する。
- インターバル間には、2分間の回復走を挟む。
- これを計3本行う。
■クールダウン:5分
5分間流して終了する。
参考文献
- Dirk Friel & Wes Hobson・『WORKOUTS -IN A BINDER- For Indoor Cycling』・P79・velopress.com