レッグ・マッシャー(高強度耐久インターバル)
持久力の基礎養成の練習方法としては、LSDなどの一定ペースでの耐久走が知られているが、やや高めの強度でペースに変化をつけた練習方法もある。今回はをbiketrainingtips.comを参考に「レッグ・マッシャー(高強度耐久インターバル)」紹介する。
レッグ・マッシャー(高強度耐久インターバル)
このメニューは「ややきつめ」と「楽」なペースでのインターバルを交互に繰り返し、地脚を鍛えスタミナ・アップを目指す内容だ。
■概要
- 所要時間:60~120分
- 時期:基礎期間がベスト(耐久走の代わりに行うのがおすすめ)
- 強度:中程度
- 回復:このメニューはハードすぎはしないものの、相応に疲労するのでしっかり回復させること
- 場所:屋外で取り組むほうがよい(室内でも可能)
■インターバルの説明
- HIE(高強度耐久インターバル)
「ややきつめ」のインターバル。MAPの63~65%*が目安。心拍数ベースの場合は、最大心拍数の75~65%。タイム・トライアルのペースよりも10%程度低いレベルに抑える。 - 耐久インターバル
「楽」なペースでのインターバル。MAPの45~55%*が目安。心拍数ベースの場合は、最大心拍数の60~65%。
*コーガン方式のパワー・トレーニングのレベルとの対応は『RST方式のパワー・トレーニング・ゾーン』の対応図をご参照。
■ウォーミングアップ
耐久走ペースかその少し上で10分程度アップする。
■メイン・メニュー
最長で、HIEをトータル70分、耐久走ペースをトータル50分の合計2時間取り組む。
- まずHIEで10分維持する。
- 耐久走ペースで10分維持する。
- HIEで15分維持する。
- 耐久走ペースで10分維持する。
- HIEで20分維持する。
- 耐久走ペースで10分維持する。
- HIEで15分維持する。
- 耐久走で10分維持する。
- HIEで10分維持する。
- 耐久走で10分維持する。
■注意事項
- なるべくシッティングで、70~80rpmとやや低めのケイデンスを維持する。
- 一見強度は高くないように思えるものの、1時間経過後からきつくなってくることが多い。低ケイデンスでの維持がかなりきつくなってきた場合は、HIEの時のケイデンスを少し上げる。
- 初めてこのメニューに取り組んだ場合は、2時間完遂できないかも知れない。かなりきつくなった場合は、後半のHIEのインターバルを削って耐久走ペースに変えるなど、適宜調整する。
- このメニューはそれほど高い集中力が必要ではないので、DVDやTVを見ながら行うことも可能。
参照URL
- biketrainingtips.com・『Great training sessions #2: The leg masher (or high intensity endurance intervals) 』
http://www.biketrainingtips.com/2011/06/great-training-sessions-2-leg-masher-or