レッグ・マッシャー(高強度耐久インターバル)

【トレーニングメニュー】【冬のトレーニング】2012年10月17日 07:00

持久力の基礎養成の練習方法としては、LSDなどの一定ペースでの耐久走が知られているが、やや高めの強度でペースに変化をつけた練習方法もある。今回はをbiketrainingtips.comを参考に「レッグ・マッシャー(高強度耐久インターバル)」紹介する。

 

レッグ・マッシャー(高強度耐久インターバル)

このメニューは「ややきつめ」と「楽」なペースでのインターバルを交互に繰り返し、地脚を鍛えスタミナ・アップを目指す内容だ。

■概要

  • 所要時間:60~120分
  • 時期:基礎期間がベスト(耐久走の代わりに行うのがおすすめ)
  • 強度:中程度
  • 回復:このメニューはハードすぎはしないものの、相応に疲労するのでしっかり回復させること
  • 場所:屋外で取り組むほうがよい(室内でも可能)

■インターバルの説明

  • HIE(高強度耐久インターバル)
    「ややきつめ」のインターバル。MAPの63~65%*が目安。心拍数ベースの場合は、最大心拍数の75~65%。タイム・トライアルのペースよりも10%程度低いレベルに抑える。
  • 耐久インターバル
    「楽」なペースでのインターバル。MAPの45~55%*が目安。心拍数ベースの場合は、最大心拍数の60~65%。

*コーガン方式のパワー・トレーニングのレベルとの対応は『RST方式のパワー・トレーニング・ゾーン』の対応図をご参照。

■ウォーミングアップ

耐久走ペースかその少し上で10分程度アップする。

■メイン・メニュー

最長で、HIEをトータル70分、耐久走ペースをトータル50分の合計2時間取り組む。

  1. まずHIEで10分維持する。
  2. 耐久走ペースで10分維持する。
  3. HIEで15分維持する。
  4. 耐久走ペースで10分維持する。
  5. HIEで20分維持する。
  6. 耐久走ペースで10分維持する。
  7. HIEで15分維持する。
  8. 耐久走で10分維持する。
  9. HIEで10分維持する。
  10. 耐久走で10分維持する。

■注意事項

  • なるべくシッティングで、70~80rpmとやや低めのケイデンスを維持する。
  • 一見強度は高くないように思えるものの、1時間経過後からきつくなってくることが多い。低ケイデンスでの維持がかなりきつくなってきた場合は、HIEの時のケイデンスを少し上げる。
  • 初めてこのメニューに取り組んだ場合は、2時間完遂できないかも知れない。かなりきつくなった場合は、後半のHIEのインターバルを削って耐久走ペースに変えるなど、適宜調整する。
  • このメニューはそれほど高い集中力が必要ではないので、DVDやTVを見ながら行うことも可能。

 

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