トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.19 休養と一貫性(1):十分に睡眠を取らないと、トレーニングをしても体力は落ちる
休養と一貫性(1):十分に睡眠を取らないと、トレーニングをしても体力は落ちる
■睡眠中に得られる生理学的効果
選手たちは、休養が必要だということを頭ではわかっています。ところが気持ちのうえでは、休むべきときに休んでも、そのわずか2~3日で体力が落ちるのではないか、と不安になるものです。
休養中、特に睡眠中に得られる生理学的効果について十分に理解している人は、まずいません。しかし、その日の練習で受けたダメージを修復する成長ホルモンが分泌されるのは、眠っているあいだなのです。睡眠は、トレーニングで弱まった体の各システムを補強します。
■十分に睡眠を取らないと、トレーニングをしても体力は落ちる
十分に睡眠をとらないと、いくらトレーニングを激しく長く行ったとしても体力は落ちます。より激しくより長くトレーニングを行う場合は、休養も増やさなければ体のバランスを保てないのです。
■休養に含まれるもの
休養といっても睡眠だけではありません。通常のイージートレーニングの日や完全休養の日、定期的に設定している回復週、シーズンの終わりにとる長期のオフも休養に含まれます。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■