トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.20 休養と一貫性(2):適度な休養なくして向上することはできない
休養と一貫性(2):適度な休養なくして向上することはできない
■定期的な休養が体力向上に役立つことを示した研究は山のようにある
適切な休養であっても休めば体力が落ちる、という考えは、科学的に証明されていません。反対に、定期的な休養が体力向上に役立つことを示した研究は山のようにあります。
■十分に休んだ選手と、慢性的に疲労した選手
十分に休んだ選手にとっては、練習が待ち遠しく楽しいものになり、頭が冴え、体が意のままに動くように感じられます。そうしていくうちに彼らは強くなっていくのです。
いっぽう慢性的に疲労した選手にとっては、並外れた根性だけが頼みの綱です。パフォーマンスは芳しくなく、回復も遅れ、効果もほとんどありません。適度な休養なくして向上することはできないのです。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■