トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.40 トレーニングの原則で鍵となるのは、こまめに疲労を抜くこと
トレーニングの原則で鍵となるのは、こまめに疲労を抜くこと
■回復が疲労と調子に及ぼす効果
上の図は、月単位の回復期間が及ぼす影響を示しています。2~3週間、練習の負荷を高めると疲労が増しますが、それに伴いフォーム(調子)も下がります。フォーム(調子)とは、潜在的なパフォーマンス能力を意味します。つまり、ある時点でのトレーニングやレースで、どれだけのパフォーマンスを発揮できるかということです。グラフ上では疲労と調子が、ほぼ正反対の軌道をたどっているものの、フォーム(調子)は疲労の変化の後を追っていることに注意してください。疲労が減りフォーム(調子)が上がるには2~ 3日間かかるのです。
■疲労がとれないと、身の入らない質の低い練習しかできまない
トレーニングの原則で鍵となるのは、こまめに疲労を抜くことです。そうすれば、質の高いトレーニングに再び取り組む準備が整います。疲労がとれないと、身の入らない質の低い練習しかできません。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■