トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.59 頻繁に運動をしている人は病原菌に感染しやすい?
頻繁に運動をしている人は、病原菌に感染しやすい?
■ロサンゼルスマラソンに出場したランナーを対象にした研究
トレーニングは、たくさんすれば健康増進につながり、病気の予防に役立つと思う人もいるでしょう。残念ながら、実際はそうではありません。頻繁に運動をしている人は、たまにしか運動しない人に比べ、病原菌に感染しやすいということがわかっています。
ロサンゼルスマラソンに出場したランナーを対象にした研究によれば、週に60マイル(約97km)以上走る人は、週に20マイル(約32km)未満しか走らない人に比べて2倍も呼吸器疾患にかかりやすいことがわかりました。また、完走したランナーは、きつい練習はしていたものの何らかの理由で欠場したランナーに比べ、レースの翌週に病気になる割合が6倍も高かったこともわかっています。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■