トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.60 高強度の練習やレースを行った後の6時間は免疫系の機能が落ちる?

【立ち読み版】2013年2月23日 01:00

高強度の練習やレースを行った後の6時間は免疫系の機能が落ちる?

■レース後に飛行機に乗るときは手術用マスクをつける選手もいる

高強度の練習やレース(心拍数ゾーン4または5)を行ったら、その後の6時間は体を休ませることが必要です。免疫系の機能が落ち、病気への抵抗力が弱まるためです。

この6時間の間は、誰かと会ったり、人ごみに出かけたりすることは避けるべきです。もし他人との接触があったら、こまめに手を洗いましょう。外の場所にあるものは、不特定多数の人の手に触れることが多いため、細菌がつきやすいのです。ドアノブ、公衆電話などがその例です。こうしたものに触るのは右手だけ、自分の顔に触れるのは左手だけに限る、というような癖をつけましょう。

デュアスロンの元ニュージーランドチャンピオン、マット・ブリックは医師免許を持つ選手ですが、このような理由から、レース後に飛行機に乗るときは、手術用マスクをつけています。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■