トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.65 怪我を防ぐために技術を磨く

【立ち読み版】2013年2月23日 01:05

怪我を防ぐために技術を磨く

ラン、スイム、バイクでの怪我を防ぐには、技術を磨くのが一番です。負荷をかけ不適切な運動パターンを何十万回も繰り返すと、問題が生じます。たとえばランでは脚、スイムでは肩の怪我につながるのです。

このような怪我を回避する、あるいはすでに抱えている問題の原因を突き止めるためには、経験の豊富なコーチや専門家にフォームを目視でチェックしてもらうか、ビデオ解析してもらい、アドバイスを受けるとよいでしょう。テクニックの練習には自分の間違いを修正できるよう、じっくりと時間をかけましょう。しかし、我々の体のなりたちはまったく同じではありません。このことは心にとどめておきましょう。

バイクの場合、バイオメカニクス的に問題があると、特に膝などの関節をすぐに痛めます。適切な機材が準備できたら、ベテラントライアスリート・デュアスリート、自転車ショップの店員やコーチ、フィッティングの専門家にポジションを見てもらい、アドバイスを仰ぎましょう。サドルの前後位置と高さには特に注意してください。技術の詳細については12章を参照してください。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■