トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.75 回復促進のテクニック(1)「熱いシャワー、風呂」「積極的回復(アクティブ・リカバリー)」
回復促進のテクニック(1)「熱いシャワー、風呂」「積極的回復(アクティブ・リカバリー)」
■回復促進のテクニックの原理
ここに紹介するテクニックのほとんどに共通する回復促進プロセスとは、心拍数を若干上げる、筋肉への血流量を増やす、栄養素の流入を促進する、筋肉痛を軽減させる、血圧を下げる、神経系を弛緩させる、ということです。
■熱いシャワー、風呂
クール・ダウンを行い、回復ドリンクを飲んだらすぐに熱いシャワーを浴びるかバスタブに浸かりましょう。時間は10~15分間です。長時間の入浴は脱水が進むので避けます。特にバスタブに浸かる場合は注意しましょう。
■積極的回復(アクティブ・リカバリー)
これはベテラン選手にとって、最も効果的な回復テクニックの 1つです。練習後から4~5時間経った、就寝前の時間に、15~30分間軽くペダルを回すか泳ぎます。強度は心拍数ゾーン1以下と、きわめて低くします。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■