トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.99 サドル高の調整方法

【立ち読み版】2013年2月23日 01:39

サドル高の調整方法

■一番簡単なサドル高の調整方法

サドル高は、パワー出力に対する影響が大きいため、バイクフィットのなかで最も研究されています。そして、サドル高を決める公式は無数にあります。おそらくサドル高の調節で一番簡単な方法は、シューズを脱いで自転車にエアロポジションで座ることです。かかとは下死点にある状態です(クランクアームとシートチューブが一直線になっている状態)。

■ニュートラルポジション

ニュートラルポジションにセットするためにはサドル高を膝が伸びた状態になるまで動かします。サドルの前後位置は、サドル高を上げると後部に、下げると前方に若干変わりますので注意してください。ですから場合によっては、前後位置も微調整する必要があるかもしれません。2cm上げるごとに、前方に約1cm動かし、2cm下げるごとに後方に約1cm動かします。以下の図にサドル高のニュートラルポジションのセット方法を示しました。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■