トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.117 トレーニング日誌 ~情報と経験という名の貴重な財産が眠っている保管庫~
トレーニング日誌 ~情報と経験という名の貴重な財産が眠っている保管庫~
「トレーニング日誌は、トレーニングとレースで得た情報と経験という名の、貴重な財産が眠っている保管庫だ。詳しくつけていれば、お宝をすぐに取り出すことができるだろう」
レイ・ブラウニング
■記憶にはむらがあり、トレーニングの構築にはほとんど役に立たない
持久系運動選手は往々にして思いつきでトレーニングをします。本書ではそれと反対に、レースに向けてトレーニングを組み立て、管理するということを強調してきました。このような系統だったアプローチでは、効果的な意志決定ができるように、常に情報をフィードバックすることが必要です。トレーニング日誌を詳細につけていれば、こうしたことが可能になります。練習やレースの内容を記録していないと、記憶に頼らなければなりませんが、記憶にはむらがあります。1年前、1ヵ月前、あるいは昨日のことでさえ、話が大きくなったり、あるいは小さくなったりします。どちらにせよ、トレーニングの構築にはほとんど役に立ちません。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■