トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.118 トレーニング日誌はモチベーションを高めるのにも役立つ
トレーニング日誌はモチベーションを高めるのにも役立つ
■少ないトレーニング時間を最大限に活用するための頼みの綱
自由になる時間が限られた、セルフ・コーチングをしているトライアスリートやデュアスリートは、少ないトレーニング時間を最大限に活かさなければなりません。このような選手にとって、日誌は頼みの綱です。
また、日誌は情報の宝庫でもあります。過去に何を行ったか、何を行わなかったか、どの程度進歩したか、どのくらい回復が必要か、ある練習に対し体がどう応答したか、BT練習やレースの後はどれだけの回復が必要か、といったことを掘り起こすことができます。
さらにトレーニング日誌はモチベーションを高めてくれる場合もあります。過去の自分が、荒れた天候、きつい練習、高い負荷をかけた週などの困難や課題を克服したこと、あるいはやる気の起きない日にも練習がこなせたことを読み返せば、自信がわきます。自信は、成果を記録した後、読み返すときに高まるものです。うまくできた練習、自己最高のレース、目標達成については、その後の自分を鼓舞するためにも、すべて記録すべきです。
※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■