ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.4 ベース・ビルディングで必要になるもの
ベース・ビルディングで必要になるもの
■サイクリストによって変わる
ベース・ビルディング(基礎能力の養成)で何が必要になるかは、住んでいる地域の地形や気候、経験、個人的な強みとリミッター(制限要素)、目標などに応じて、サイクリストによって変わってきます。
たとえば1年中、屋外でトレーニングができる気候の地域もあれば、屋内でのトレーニングを多く必要とする地域もあるでしょう。
■筋力トレーニング重要になるケース
筋力トレーニングが特に重要になるのは、平坦路しかないような地域に住むサイクリストや、マスターズや女性サイクリスト、筋肉量が少ないか筋肉のバランスが悪いサイクリストなどです。
目標達成のために、体組成の改善が必要な場合もあれば、クロストレーニングが効果的な場合や、サイクリングに特化したドリル(基礎練習)に集中することが効果的な場合もあります。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■