ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.12 年間トレーニング計画の作成

【立ち読み版】2013年3月12日 06:30

年間トレーニング計画の作成

■ある特定のレースに向けてよりよい準備をするために

第3部、「年間トレーニング計画の作成」では、シーズン全体を通して、ある特定のレースに向けてよりよい準備をするための、年間トレーニング計画の作成方法について解説します。

第7章は、トレーニング負荷に影響を与える要因と、週単位でのトレーニング負荷の測定方法について説明します。これは重要です。なぜなら、適切なトレーニング量を見極めるには、あるトレーニング負荷に対して、体がどのように適応・反応するか、という知識が不可欠だからです。

第8章では、経験レベルや目標に応じたベース・トレーニングの組み立て方について説明します。

第9章では、トレーニング量とその段階的な増やし方、および日・週単位の最適なトレーニング計画について検討します。
体力の向上は、トレーニングによって刺激を加え、適切な回復期間を取り、体が継続的に適応できるようデリケートにバランスを取ることが必要です。

第10章では、トレーニングを効果的なものにするためのカギとなる、トレーニング日誌について取り上げます。トレーニングは、シーズンを通して絶えず調整が必要です。定期的に「バイタルサイン」とトレーニングの詳細な内容を記録することで、より適切な判断を下し練習を効果的なものにすることができます。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■