ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.24 燃料としての糖質(8) 糖質の制約「乳酸などの副産物の生成」

【立ち読み版】2013年3月28日 06:30

燃料としての糖質(8) 糖質の制約「乳酸などの副産物の生成」

■糖質が分解されると乳酸などの副産物が生成される

糖質には、体内に蓄えられる量が限られていること以外にも、制約となる点があります。それは、糖質が分解されてエネルギー源として使われる際、乳酸などの副産物が生成され、血液内に送り込まれることです。

■乳酸は〝悪者〟ではない

サイクリストにとって、乳酸は馴染み深い物質でしょう。乳酸はよく、ハードな運動をしている際に、筋肉に感じる「焼けつくような感覚」の原因だといわれます。ただし、最近の研究は、乳酸はこの問題の原因となる〝悪者〟ではないことを示唆しています。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■