ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.42 運動強度と持続時間の制約要因
運動強度と持続時間の制約要因
■エネルギー量・ATPへの変換比率・効率性
1章で述べたように、運動強度と持続時間は、使用できるエネルギー源の量によって制約を受けます。また体のエネルギー系が、筋肉を動かすために必要なATPをエネルギー源から変換する比率や効率性も制約要因になります。
■トレーニング方法による影響
トレーニングを通じて、身体はこの仕事を効果的に行えるようになります。ただし、トレーニングの方法によって、どちらのエネルギー系が鍛えられるかは影響を受けます。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■