ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.43 有酸素系と無酸素系
有酸素系と無酸素系
■有酸素系と無酸素系の最大の違い
体には、「有酸素系」と「無酸素系」という2つのエネルギー系があります。この2つの最大の違いは、有酸素系では常に酸素の供給を必要とするのに対し、無酸素系では酸素を使用しない、あるいはその必要がない点です。
■ハイブリッドエンジンとしての有酸素系
もう1つの大きな違いは、有酸素系は脂肪、糖質、そして少量のタンパク質を筋肉収縮のためのエネルギー源にできる点です。たとえるなら、有酸素系はハイブリッドエンジンであり、無酸素系はカーエンジンといえます。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■