ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.58 非乳酸性無酸素運動:急加速やスプリントをサポート
非乳酸性無酸素運動:急加速やスプリントをサポート
■8秒から10秒間持続するエネルギーを生み出す
非乳酸性の無酸素系では、筋肉に蓄えられたクレアチンリン酸を用いて、8秒から10秒間持続する筋肉収縮のためのエネルギーを瞬時に生み出します。この機構でも酸素は不要ですが、糖質を燃やしていないので、乳酸は生産されません。このために、この機構での運動は、非乳酸性無酸素運動と呼ばれます。
■急加速やスプリントをサポート
非乳酸性無酸素運動は、他のエネルギー系が作動中での、急加速やスプリントをサポートします。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■