ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.86 エリート・サイクリストの体脂肪率
エリート・サイクリストの体脂肪率
■脂肪を減らせる限界点がある
脂肪はどこまでも削れるわけではありません。よい健康状態を保つうえでは、脂肪を減らせる限界点があります。保温や、重要な器官の保護、神経系の働きを維持するために、一定の脂肪を必要とします。
多くのサイクリストが、「生存のために最低限必要だと考えられている量よりも、若干多めの脂肪がある方が、よいパフォーマンスを発揮できる」と述べています。
■男性エリート・サイクリストの体脂肪率は4~12%
エリート・サイクリストの体脂肪率は、個人によって違いがあり、男性では4~12パーセント、女性では12~20パーセントと幅があります。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■