ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.88 体組成が改善しても体重が同じ場合がある
体組成が改善しても体重が同じ場合がある
■体組成を定期的に測定することが重要な理由
目標体重に近づいたら、体組成の変化を知るために、再度検査を受けます。体重だけではなく、体組成を定期的に測定することが重要な理由の1つは、体組成が改善していても、体重が同じである場合があるからです。
■筋肉量が増えると同時に体脂肪が減っている場合
これは、筋肉量が増えていると同時に、体脂肪が減っていることを意味します。筋肉は脂肪よりも重いので、体重が同じか、あるいは増えていたとしても、見た目は細くなるという場合もあり得ます。
脚の筋肉量が増えることは、パワー出力がそれとともに増加するなら、効果的だと言えます。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■