ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.93 キロジュールはカロリーの目安になるが糖質と脂肪の比率はわからない
キロジュールはカロリーの目安になるが糖質と脂肪の比率はわからない
■運動中のエネルギー消費量の測定方法:パワーメーター、実験室
摂取カロリーは、1日のエネルギー消費量(TDEE)と比較する必要があります。
運動中のエネルギー消費量は、サイクリング向けのほとんどのパワーメーターに搭載されているキロジュール(Kj)機能や、実験室でのテスト中にガス交換分析装置を用いて測定できます。
■キロジュールはカロリーの目安になるが糖質と脂肪の比率はわからない
キロジュールは、運動中に燃焼したカロリー全体の目安になります。
ただし、糖質または脂肪のどちらをエネルギー源としているかはわかりません。使用される糖質と脂肪の比率は、脂肪の燃焼効率、運動の強度と持続時間によって変化します
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■