ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.95 パワーメーター用いたカロリー消費量の推定

【立ち読み版】2013年7月5日 06:30

パワーメーター用いたカロリー消費量の推定

■キロジュール≒kcal

パワーメーターを使っている場合は、キロジュールをカロリー消費量の目安にします。PowerTapなどのパワーメーターでは、キロジュールはコンピューターに「E」(エネルギー)と表示されています。たとえば、走行終了後にキロジュールの合計が1,000と記録されている場合、その走行によって1,000kcal(±10パーセント)が燃焼されたと推定できます。

■TDEEの概算値の算出

走行時間と強度が増加すると、キロジュールとエネルギー消費量も増加します。トレーニングで消費するエネルギーと、RMR、日常的な活動で消費するエネルギーを合計して、TDEEの概算値を算出します。これが、エネルギーバランスを維持するために、その日に摂取すべきカロリー量です。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■