ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.98 毎日、同じくらいのカロリーを摂取する場合の問題点
毎日、同じくらいのカロリーを摂取する場合の問題点
■カロリー過不足に伴う、脂肪蓄積・筋肉減少のリスク
毎日、同程度の量のカロリーを摂取するアスリートは少なくありません。この方式だと、休養日や軽めの練習日にカロリーが多すぎ、長く、厳しいトレーニングをした日にカロリーが足りなくなってしまいます。
問題は、運動負荷の少ない日に過剰に摂取したカロリーが脂肪として蓄えられ、負荷の高い日に筋肉のタンパク質がエネルギー源として使用されてしまうかもしれないことです。また、ハードなトレーニングの日に、糖質を十分に補充できなくなることも考えられます。
■その日のニーズに合わせてカロリー摂取量を調整する
カロリーの摂取量は、その日のニーズに合わせてバランスを保てるよう、調整しなくてはなりません。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■