ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.108 十分なカルシウムを摂る:サイクリストは骨密度が低くなる場合がある
十分なカルシウムを摂る:サイクリストは骨密度が低くなる場合がある
■サイクリストは骨密度が低くなる場合がある
毎日のカルシウム摂取は、強い骨の維持と、筋肉収縮、神経インパルスに不可欠です。
また健康で、若いサイクリストであっても、骨密度が低くなる場合があります。サイクリングは、骨密度を高めるために十分な刺激となる負荷を、骨に与えにくいからです。これは、クロストレーニングとしてランニングを用いる理由の1つです(11章を参照)。
■毎日1,000~1,500mgのカルシウムを摂る
毎日1,000~1,500mgのカルシウムを摂りましょう。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けます。
カルシウムと鉄分は、できるだけ一緒に摂らないように工夫をして、両方のミネラルの吸収を高めます。
毎日の食事から十分なカルシウムを摂取できていない場合は、チュアブルタイプのカルシウム錠で補給してもよいでしょう。
※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■