LTに達すると、代謝が急速に変化します。酸素を用いた脂質の燃焼ではなく、グリコーゲン(筋肉に蓄積された糖質)をエネルギー源にするようになるのです。続きを読む
有酸素運動能力は遺伝によるところが大きく、心臓の大きさ・心拍数・心拍出量・血中ヘモグロビン値・好気呼性酵素濃度・ミトコンドリア密度・筋線維タイプなどの生理学的要因で変わります。続きを読む
体力は、どのように測定すればよいのでしょうか。科学は、体力に4つの基本要素を見出しています。それは「有酸素運動能力(Aerobic capacity)」「乳酸閾値(LT:Lactate Threshold)」「有酸素性作業閾値(Aerobic Threshold)」「エコノミー(Economy)」です。続きを読む
科学的な説明を始める前に、「サイクリングのトレーニングの基礎」を説明します。基本的なことですが、大切なことなのであらためて確認しておきましょう。続きを読む
革靴を履きウールのジャージを着ていた時代から、トップレベルのアスリート・コーチ・科学者が、常に研究を主導してきました。現在に至る道のりは、長く険しいものでした。続きを読む
トレーニングについて、科学的な研究が本格的に開始されたのは1960年代で、トップレベルのサイクリストのトレーニング方法が大きく変わり始めたのは、1970年代以降です。そして1980年代、スポーツ科学は格段の進歩を遂げました。続きを読む
目標を設定する際に意識して欲しいことがあります。それは、「トレーニングを始める前から達成できるとわかっているものは、目標とは呼べない」ということです。続きを読む